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[おまけコラム]あいさとう、最新プロデュース・ワークス!


 ヘアの作品(これまでに10作近くリリースされているのだが、ほとんどが廃盤)のほかにも、これまでにハッピーズや渚ようこ、マーブルダイヤモンドなど、プロデューサーとしてもその手腕を発揮してきたあいさとう。そこでの作業や出会いは、間口が広くて深みのある現在のヘアの音楽性に少なからず還元されているように思う。ということで、あいさとうプロデュースで、ここ3か月あまりのあいだにリリースされたアーティストを紹介しておきましょう。

 まずは、ヘアの最新アルバムにも参加しているレモン。岐阜県出身(さして重要ではない)の女性シンガー。背筋がシャキッとするぐらいブレがない歌唱力は、ブルース、サイケ、ボサノヴァ……など、多彩なトラックの上で見事な花を咲かせています。

 続いてはシャルネ。中納良恵(EGO-WRAPPIN')やナガシマトモコ(orange pekoe)にも通じる、(いい意味で)イナタいヴォーカルと、鍵盤や打ち込みを駆使したグルーヴィーなサウンドが魅力です。

 そしてもひとつ、全編宅録による男子2人組ユニット、ニューキャッスル。日本だったらスパイダース、英国だったらゾンビーズといった60'sビート・グループが、PC片手にタイムスリップしてきたかのような感覚です。

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2003年09月18日 17:00

ソース: 『bounce』 246号(2003/8/25)

文/醐樹 弦瑶

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