振り返ればFreeTEMPO……多忙を極めるアザーワークスも一部紹介!!
まさに破竹の勢い。これってFreeTEMPOこと半沢武志のことを言うんじゃないの~?なんてつい思ってしまうほど、ここ数年における彼の活躍ぶりには目を見張るものがあるわけですが、実はその活躍の舞台はサウンド・クリエイトのみにあらず。FreeTEMPOの名を一躍広めることとなったイタリアのクラブ・ジャズ・レーベル=イルマの最新音源や自身の未発表曲をライヴ・ミックスで繋いだミックスCD『New Side Compiled and Mixed by FreeTEMPO』や、人気ミックス・シリーズ『BOSSA HOUSE N' BREAKS Deluxe -Featuring FreeTEMPO』などで聴かせたDJとしての手腕もそのひとつ。一方、数々のリミックス・ワークでもそのセンスは冴え渡り、m-floのキラー・チューン“miss you”での透明感100%な煌めき溢れる流麗なリミックスや、ダンス・クラシック・リミキシーズ・コンピ『Soul Source REMIXED BOOGIES』に収録されたカル・ジェイダー&チャーリー・バード“Tambu(Tombo In 7/4)”の極上クール系ハウス・リミックス、そして意外な組み合わせといえば、ファンキーかつソウルフルなサウンドが魅力のスクービードゥーの“風の旅人”を、必殺技ともいえる泣きのピアノ・リフを効かせて、サウダージ感たっぷりの激烈哀愁トラックに仕立て直してしまうという振り幅の広さ。もはや日本のクラブ・シーン、いや、世界のミュージック・シーンにその名を響かせることになるのは時間の問題!と断言してもいいほどに、FreeTEMPOから溢れ出る音色の数々には注目せざるを得ません。
▼文中に登場した作品を紹介。
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カテゴリ : インタビューファイル
掲載: 2005年01月20日 15:00
更新: 2005年01月27日 18:07
ソース: 『bounce』 261号(2004/12/25)
文/aokinoko