インタビュー

Lampが愛して止まないジャパニーズ・ポップスの名盤――そのごく一部を紹介

 ソフトロック、MPB、ソウル、ボサノヴァ、AOR……、Lampの音楽からはあらゆる要素を窺うことができる。その〈ほんの一面〉を知るためのサブテキストとしてこちらで紹介しておきたいのが、現在までに続く日本のポップスの雛型が作られた時代の作品だ。

 彼らは90年代にそれらを〈発見〉し、「表現の方法が変わった」(永井)と言う。「大学の頃は海外のAORとかソウル、60~70年代のブラジル音楽が好きで、〈日本なんて(遡っても)何もないだろう〉と思っていたんです。でも、シュガーベイブやはっぴいえんどを聴いたらびっくりして」(染谷)、「70年代の邦楽は横の繋がりがあるから、ひとつ好きなアーティストが見つかると、芋づる式に見つかる楽しさがありますよ」(榊原)と語りながら、フェイヴァリットとして挙げてくれたのが、荒井由実、小坂忠、伊藤銀次、吉田美奈子、山下達郎など。

 なお、彼らのオフィシャルサイトでは、Lampにとっての〈ポップスの基準〉が理解できるレコメンドが用意されているので、より詳しく知りたい方はそちらをぜひチェックしてほしい。

▼Lampがフェイヴァリットに挙げるアーティストの作品の一部を紹介

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2005年05月26日 15:00

更新: 2005年05月26日 20:32

ソース: 『bounce』 265号(2005/5/25)

文/ヤング係長

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