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インタビュー

再結成イヤー(?)の2005年、歴史に名を刻むバンドが続々復活!

 いま、かつての名バンドたちの再結成が熱い。このリユニオン・ラッシュの裏にはなにか巨大な陰謀が隠されているような……気は全然しないが、それが必然であれ偶然であれ、長年ロック・ファンを続けてきた人間にとっては(いや、再結成で初めて出会うファンにとっても)喜ばしい限りである。まず個人的にいちばん驚いたのはラーズ! 90年に傑作アルバム『The La's』一枚を残して消えた伝説のギター・ポップ・バンドが、なぜかいきなり今年の〈サマーソニック〉に出演。いったいどうなってんのよ!? 一方、もうひとつのビッグ・フェス〈フジロック〉にオリジナル・メンバーで参戦するのがダイナソーJr。J・マスシス、ルー・バーロウ、マーフという黄金のフニャモラー・トリオ復活に歓喜の涙だ。また、〈フジ〉での再結成組といえばポ-グスも観逃せない。帰ってきた酔っぱらい=ヴォーカルのシェーン・マクガワンの一挙手一投足に(いろいろな意味で)目が離せないぞ! ポ-グスと並ぶ80's庶民派ロックの雄=マッドネスも初期メンバーでカヴァー・アルバムを上梓。往年の軽妙なスカ・サウンドが復活! 大ヴェテラン組では、天才ポール・ロジャースを迎えて再始動したクイーンもどんなサウンドを提示してくれるのか要注目だが、なにより気になるのはクリーム! 再会するたびに殴り合っている(やや誇張)ジャック・ブルースとジンジャー・ベイカーを、すっかり紳士化したエリック・クラプトンがいかになだめるかが成功のキー・ポイント。心配だが、見てぇ~!
▼文中に登場するバンドの作品を紹介。

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2005年08月04日 11:00

更新: 2005年08月18日 17:32

ソース: 『bounce』 267号(2005/7/25)

文/北爪 啓之

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