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インタビュー

まさにチャンプルーなチョイス? 音遊びの達人が選ぶフェイヴァリット&ルーツ5撰!

 最近のお気に入り盤として、まず挙げてもらったのがシャイFX&Tパワーの最新作。レゲエからR&Bまで、ポップなヴォーカル・チューンを満載したドラムンベースで、「とてもソウルフルでラガな雰囲気のアルバム。いままで聴いてきたなかでも、こんなウォームなドラムンベースはありませんでした」。続いて「一聴して大好きになった」というジャック・ジョンソン。サウンドはもちろん、「いつも自由に音楽を作っていきたいと思っている」彼にとって、その活動スタンスにも共感を覚えるとのこと。また、上でも紹介している自身のアルバム『音遊び』も「沖縄民謡を血肉化できた作品」としてお気に入りの様子。「沖縄のゆるい空気を感じてください」。

 さらに彼のルーツとなる作品を訊くと、意外にも2ライヴ・クルーという返事が。「10代の頃の、ディスコ音楽がヒップだった時代によく聴きました。ヒップホップ主体のリズムで、曲作りに関するルーツがここにあります」。チョイスはさらに意外な方向へと進み、次に挙がったのがこの一枚。「80年代のポップスを聴いてきた僕にとって、ポップスのルーツがここにある」というのが、80's青春映画の定番「カクテル」のサントラ。ビーチ・ボーイズ“Kokomo”をはじめとする名曲がぎっしり詰まった同作は「いまでも自分のDJでよくプレイしている」とのこと。そして、80年代にメロウなブラコン・サウンドで活躍し、今ではサンプリング・ネタとしてもお馴染みのデバージ。お気に入りは“Stay With Me”を収録したアルバムとのことで、「年齢を重ねれば重ねるほどに好きになっていく、〈歌心〉を感じさせてくれるアルバム。これも自分のルーツです」。
▼ジャケは登場順に

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2005年11月24日 14:00

更新: 2005年11月24日 20:04

ソース: 『bounce』 270号(2005/10/25)

文/bounce編集部

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