インタビュー

最近のポスト・パンク事情をチェック!

 ヤー・ヤー・ヤーズがガレージ・リヴァイヴァルの大トリとしてデビューした2003年、レディオ4、ラプチャーというNY2大ポスト・パンク・チルドレンが歴史的名盤を完成させて全世界に衝撃を与えた。あれから3年、一時は落ち着いたかに思えたポスト・パンク・シーンだが、ここへきて新たな盛り上がりを見せている。ウィー・アー・サイエンティスツはド級のポップネスを携えたサウンドでUKのメディアから絶賛を浴びているし、ホット・チップはラプチャーにアンビエントの要素を注入したかのような斬新なスタイルを生み出すことに成功。また、ヤー・ヤー・ヤーズの後継者とも言われているスウェーデンのラヴ・イズ・オール(別項のレヴューを参照)や〈女版アーケイド・ファイア〉なユー・セイ・パーティー!ウィー・セイ・ダイ!などなど、新たなムーヴメントを予感させるに十分な個性派がズラリ。まだまだこの熱は止みそうにないのだ。

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2006年04月13日 02:00

更新: 2006年04月27日 19:46

ソース: 『bounce』 274号(2006/3/25)

文/白神 篤史

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