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インタビュー

「今回の作品はお祭り」(古川)というTHE CORONAのメンバーが、各楽曲を解説!! その1

■DJ Mitsu the Beatsヴァージョン
  「タイトルでは“淡々と煌々”って言ってるけど、オリジナルはどちらかというと淡々としていて、それに対してリミックスは、オリジナルのそういう部分を自分の方に向けて煌々とさせる作業っていうか。だからリミックスしていただいたみなさんは、最初にこの曲を聴いた時にどう思ったか、っていうところから始まってると思うんですよ。Mitsuさんだったら、最初の印象として、グワーッて(押し寄せるような)感じがあったんだろうな、って思う。だからそれとは逆方向に、ポーンって飛んでくれたんだ、っていう気持ちがしましたね。例えばビートはバウンスしてるように聴かせたりね、四角いものを丸くしてるわけです。歌もガーッて歌ってるものを軽く爽快にもっていこうっていう。お医者さんが〈あなた力み過ぎだから、軽くしてあげましょう〉って処方箋を出すみたいな感じというか、外からだっこしてもらった感じというか(笑)。暖かい、お父さんみたいな感じです(笑)」(古川)。

■CALMヴァージョン
  「CALMさんは、オリジナルで鳴らしてた楽器ごとのフレーズを、ホントに細かく聴いてくださったんだな、と思って。しかもそのフレーズを再構築して、また別の曲にしていて。自分が書いた弦のフレーズを新しい音楽として見せてくれたことに対しては、〈ありがとうございます!〉って感じです(笑)」(Aya)。

 「後半からどんどん曲が展開していくんだけど、歌のこの部分をこういうふうに詰めると、こういうリズムが生まれてこんなふうにうねるんだ、っていう発見がありましたね」(古川)。

 「オリジナルでは、最後のサビのところで裏メロ的に吹いてるフルート・ソロみたいなのがあるんですけど、それをフィーチャーしてメロディとして聴かせてる部分もあったりして。クラシックのアナリーゼのような感じで、すごく素敵です(笑)」(Aya)。

 「あと歌がすごい聴こえるんだけど、楽器もちゃんと全部聴こえてくるっていう。曲に奥行きが出来てますよね」(古川)。

■GOMAヴァージョン
  「GOMAさんはね、居場所が僕らと似てるというか」(古川)。

 「ミュージシャンですしね。ディジュリドゥ奏者なので」(Aya)。

 「叩けば鳴る部分というか、生の息遣いをトランスの世界に入れてるような感じですよね」(古川)。

 「楽器がディジュだから、大地とか自然とか、そういう空気をそのまま入れてもらっていて。自分達はモロに民族楽器を使ってる、みたいなわかりやすさがないので、そういうのがお好きな方にはコンタクトを取りやすくしていただけたかな、って思います」(うぃ、ヴォーカル)。

 「リミックスの話が出た時に、GOMAさんにはやって欲しいな、っていうのがあったんです。THE CORONAの楽曲をリミックスするとしたら、って考えた時、候補にあがるアーティストの代表というか。僕らがこの曲を作った時の気持ちを一番汲んでくれたんじゃないか、っていう気がしています」(古川)。

カテゴリ : .com FLASH!

掲載: 2007年02月22日 13:00

更新: 2007年02月22日 20:55

文/土田 真弓

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