インタビュー

JAMOSA

ポジティヴなメッセージを詰め込んだ、濃密な初フル・アルバムが登場!!


 昨年8月のレーベル移籍後わずか半年というインターヴァルでファースト・フル・アルバム『One』をリリースするJAMOSA。「全曲シングルとして出せるくらい」と語る自信作だ。

「音楽は自分がいちばん素直になれるものだし、自分の心の鏡みたいなもの。だからできる限り飾りを付けない曲を作っていきたいと思って制作に臨みました。メジャー・デビューしてより多くのお客さんと接するようになったぶん、どんどん責任感が湧いてきて。例えば“DREAM”も、作った当時は自分の夢を書いただけだったけど、いまは私の曲を聴いてくれる人の夢を思いながら歌ってるし、曲に対する感情がどんどん変わってきてるんです。聴く相手のことを考えて曲作りができるようになったし、そこは自分でも成長したのかなって思いますね」。

 20曲ほど制作したデモの中から厳選した10曲は、「いまだからこそ伝えたい」という彼女の想いが詰まったものばかり。なかでも生演奏で臨んだ“U & ME”は、本作中でも最もメッセージ性の強い曲に仕上がっている。

「もともと3~4年前にあった曲なんですけど、悲惨な事件や事故が多発しているいまの日本に〈今日は雨で辛いことがあっても、明日は絶対に晴れるから〉と歌うこの曲が必要だと思ったんです」。

他にもロマンティックなラヴソング“BE WITH U”や、「それとは正反対な耐える女性の曲(笑)」という“BANG BANG”など多彩な楽曲を収録。参加ゲストもDABO、JAY'ED、CORN HEADと豪華だ。

「1曲1曲に全エネルギーを注いだし、無駄なスキットとかも入れなかったので、すべての曲に栄養が行き届いた濃密な一枚になってると思います。アルバム・タイトルには、私の作品を手に取ってくれるひとりひとりが命の大切さを感じて、1回しかない人生を大事にしてほしいという想いを込めているので、私の曲を聴いてそのメッセージを感じ取ってくれたら嬉しいですね」。
▼参加アーティストの作品を一部紹介。

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掲載: 2007年03月08日 15:00

更新: 2007年03月08日 21:03

ソース: 『bounce』 284号(2007/2/25)

文/川口 真紀