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インタビュー

時代の先端と自身のルーツをクロスオーヴァーさせてきた、ベベウの軌跡

『Tanto Tempo』  Ziriguiboom/Crammed(2000)
ジョアン・ジルベルトを父に、ミウシャを母に持つサラブレットが放った、新世代のボサノヴァの幕開けとも言うべき大ヒット作です。プロデュースは当時ブラジル音楽の先端を切っていた故スバが担当。ボサノヴァ・クラシックスとオリジナル曲を披露した、極めてラグジュアリーな一枚。

『Tanto Tempo Remixes』 Ziriguiboom/Crammed(2001)
各国の錚々たるクリエイターたちが再構築したトラックをふんだんに盛り込んだ、最初のリミックス盤。マリオ・カルダートJr、ダ・ラータ、Chari Chari、4ヒーローなどが個性的なトラックを提供。ボサノヴァとハウスの相性の良さを示した今作、オリジナル版との聴き比べもまた一興です。

『Bebel Girberto』 Ziriguiboom/Crammed(2004)
冒頭からカエターノの名曲“Baby”のカヴァーで聴き手の心をギュッと鷲掴みにする、これまた感動的傑作と言うべき2枚目のフル・アルバム。カルリーニョス・ブラウンやマルコス・スザーノ、ジョアン・ドナート、ミウシャらを迎え、都会的な爽やかさ溢れるサウンドを実現している。

『Remixed』 Ziriguiboom/Crammed(2005)
リミックス作第2弾。『Bebel Gilberto』を素材に、アグレッシヴでパンチの効いたリミックスからユル~くチルなトラックまでを多彩に収録している。冒頭を飾るDJスピナによるジャジーな“Ceu Distante”のほか、ラテン・プロジェクトやヤム・フー?などによる高品質のトラック尽くし!

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2007年03月29日 20:00

ソース: 『bounce』 285号(2007/3/25)

文/本橋 卓

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