インタビュー

アルバムだけじゃわからない(?)カリズマのソウルフルな魅力

 『A Mind Of Its Own』が衝撃的だったのは、基本的にはソウルフルなハウスを展開してきたカリズマの音がよりテックで折衷的に発展していたから。つまり、彼の名を広めた人気シングルの多くは今回のアルバムに未収録なのだ。てなわけで、ここではそれらの楽曲を簡単に楽しめるミックスCDを紹介しよう。まずはカリズマの名を世に知らしめたブラック・ヴァイナル発の“The Power”(2000年)。かつては同レーベルのコンピなどで親しまれてきたトラックだが、長谷川賢司の『Love Generation』に収録されて手軽に聴けるようになったのが嬉しい。また、“In The Deep”(2005年)はフランキー・フェリシアーノの『Real Series : Volume One』などで確認可能。さらに超濃厚なアンセムの“God Made Me Phunky”は『Defected Presents Urban House』をぜひチェックされたし。そして、デニス・フェラーとの“The Cube”はクレメント・ボネッリのミックスCDで……と、カリズマの明快なブラックネスはむしろこっちで味わうべきかも?
▼カリズマの楽曲を収めたミックスCDを紹介。

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2007年04月05日 17:00

更新: 2007年04月05日 18:33

ソース: 『bounce』 285号(2007/3/25)

文/狛犬

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