VRサウンドを構築する最強のメンバーと、彼らを取り囲む愉快な仲間たちを紹介!
SLASH
ご存知、VRのリーダー。ガンズ・アンド・ローゼズ用に書いた楽曲をアクセルに却下されたことがきっかけで、ソロ活動をスタート。ガンズ脱退後の2000年に、彼のソロ・プロジェクト、スラッシュズ・スネイクピット名義では2作目となる『Ain't Life Grand』(Koch)をリリース。
また、ゲスト参加も多く、最近では〈アメリカン・アイドル〉から飛び出したドートリーの『Daughtry』(RCA)にも参加。相変わらずリズムを無視したギター・ソロを披露しているぞ!
MATRIX
結成当初、バンド名をダフのバンドであるローデッドから派生した〈リローデッド〉でいこうと心に決めていたVRの皆さん。しかし、折しも「マトリックス リローデッド」(ワーナー・ホーム・ビデオ)の公開と重なったため、却下したのだとか。残念!
RANDY CASTILLO
80年代にオジー・オズボーンのバックを支えた後、モトリー・クルーに加入。そして、2000年作『New Tattoo』(Hip-O)を残してこの世を去った、偉大なるドラマー。彼の追悼ライヴに登場した即席バンドが、後のVRに繋がったのは有名な話だ。
MATT
ガンズの2代目ドラマー。どうも存在感の薄いマットだが(失礼)、スラッシュやダフのソロなどに顔を覗かせているほか、自身のソロ作をネット限定でひっそりと発表してるよ!
DAVE KUSHNER
無名ながらも安定したリズムでスラッシュからの信頼を勝ち取ったバッキング・ギター担当のデイヴは、なんと元X-JAPANのHIDEが立ち上げたプロジェクト、zilch(懐!)のメンバーであったのだ。そのzilchの2001年作『SKYJIN』(cutting edge)にはダフとマットも参加。解散後は、デイヴ・ナヴァロ・バンド~ダフ率いるローデッドに在籍して、現在へと至る。
SEBASTIAN BACH
スキッド・ロウの元フロントマンで、脱退後は『Brink' Em Back Alive』(Spitfire)を皮切りにソロ活動を開始する。そんな彼も、VRのヴォーカル候補としてジョシュと共に奮闘。しかしスラッシュから〈これじゃ、スキッド・ローゼズだぜ〉と言われ、仲間はずれにされてしまう。なお、その後はガンズの前座を務めるなど、アクセルに寝返った!
AXL ROSE
いまやライヴァル関係にある(!?)ガンズ・アンド・ローゼズの元同僚。VRのデビュー直前にぶつけてきたベスト盤『Greatest Hits』(Geffen)は、アクセル&元メンバーに無許可でリリースされたにも関わらず、VRに対するアクセルの嫌がらせなんて勘ぐられたりもした。ちょっとかわいそう……。
STEVEN TYLER
ベスト盤『Devil's Got A New Disguise:The Very Best Of Aerosmith』(Columbia)も好評のエアロスミスの大将。ランディの追悼ライヴでVRのステージに彼が飛び入りしたことは、巷のロッカーの間で語り種となっている。
SCOTT WEILAND
ストーン・テンプル・パイロッツの元ヴォーカリスト。バンド在籍中の98年にソロ作『12 Bar Blues』を発表し、2001年作『Shangri-La Dee Da』(Atlantic)をもってストテンの活動を停止させる。その憂いを帯びた声と生き様は、彼が敬愛するジム・モリソンにたびたび比較されたりも! 現在ソロ2作目を制作中のはず!?
DUFF McKAGAN
ガンズ在籍時からソロ作を発表するなど、やたらと活動的な彼。グループ脱退直後にもソロ2作目を完成させるが、ほどなくして所属レーベルから解雇→アルバムはお蔵入りしてしまう。しかし、そんな逆風にも負けずに新たなバンド、ローデッドを結成して2002年にデビュー作『Dark Days』(Dream On/Locomotive)をリリース(ローデッドにはデイヴ・クシュナーが在籍していたことも!)。
また、客演仕事の量も膨大で、土屋アンナの『Strip Me』(Mad Pray)には、マット・ソーラムを従えて参加している。
JOSH TODD
VRのヴォーカル最有力候補だったのが、元バックチェリーの悪ガキ(ランディの追悼ライヴでは、同じくバックチェリーのキース・ネルソンと共に参加)。しかし、〈何かが足りない〉という理由でスラッシュに解雇されてしまう。その後、ジョシュはふてくされて(?)初ソロ作『You Made Us』(X.S.)を発表した。
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