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インタビュー

彼の体内には、ドロっとしたレゲエの血が流れている!?

 ショーン・キングストンを紹介する時、〈ジャック・ルビーの孫〉というフレーズがたびたび使われていますが、ここではその偉大なるお祖父様の話を改めてしておきましょう。本名はローレンス・リンド。伝説的なサウンドシステム、ジャック・ルビー・ハイ・ファイを率いた後、75年にバーニング・スピア『Marcus Garvey』をプロデュース。この一枚でルーツ・ロック・レゲエ史に名を刻むことになるのですが、以降もリロイ“ホースマウス”ウォレスやアール“チナ”スミスらから成るブラック・ディサイプルズ・バンドを抱えて、ヘプトーンズやケン・ブースなどの録音に携わります。そして、80年代後半に50歳を前にしてこの世を去ったとされていますが、彼に関するデータは不明瞭なものが多いのも事実。とはいえ、ここへきてそのプロダクションが徐々に発掘されているので、今後謎の生涯についてはもっと詳しく知ることができるでしょう。なお、名画「ロッカーズ」にて動くお祖父様が確認できるのでそちらも要チェック! というわけで、ショーンの身体には濃ゆいレゲエの血が流れているのです。

 ちなみに、ショーンはブジュ・バントンの甥っ子とも言われてますが、これに関しては確証が取れていません。もっとも、幼い頃から家族ぐるみでお付き合いがあったことは事実なようで、〈遠くの親戚より近くの~〉って感じですかね!?
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カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2007年09月06日 19:00

更新: 2007年09月07日 01:22

ソース: 『bounce』 290号(2007/8/25)

文/山西 絵美