インタビュー

必殺仕事人、ステュアート・プライスの履歴書

 このたびシールをサポートしたステュアート・プライスは、まず“Music Makes You Lose Control”(ミッシー・エリオット“Lose Control”の元ネタ)をヒットさせたレ・リズム・デジタルとして、90年代に一世を風靡していた人だ。その後はズート・マシーンでも活動しつつ、ジャック・ル・コントやシン・ホワイト・デュークなどの別名を駆使してP・ディディやプリンセス・スーパースター、ニュー・オーダーらを次々とプロデュースし、マドンナとの合体に至っている。その後はキラーズやシザー・シスターズらとのメジャー仕事で名声を欲しいままにしているのだが、一方ではマン・ウィズ・ギター名義でキツネからシングルを発表したり、自作も交えたミックスCDをファブリックから出すなど、あくまでもフロアに立脚したスタンスを崩していない点は重要だろう。今後にも期待したい!


レ・リズム・デジタルの99年作『Darkdancer』(Wall Of Sound)


マン・ウィズ・ギター名義のトラックを収録した2004年のコンピ『Kitsune Midnight』(Kitsune)

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カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2008年02月07日 22:00

ソース: 『bounce』 295号(2008/1/25)

文/出嶌 孝次

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