インタビュー

 フラカンの作品を一部紹介します! まず、95年の『フラカンのフェイクでいこう』(アンティノス:1)はブルースやフォーク臭満載のロックに、しみったれ系の歌詞を乗せたメジャー・デビュー作。翌年にはフォーク色を増して幅を見せた作風が前作と兄弟とも言える『フラカンのマイ・ブルー・ヘブン』(アンティノス:2)、ドライヴ感のあるロックンロールが並んだ『俺たちハタチ族』(アンティノス:3)と立て続けに発表し、知名度を上げていきます。2002年にはメジャーを離れ、レーベル立ち上げに参加したTrashより『吐きたくなるほど愛されたい』(Trash:4)をリリース。辛辣な詞&どパンクな音が痛快な一枚です。さらに、30代半ばの哀愁が迸るストレートなナンバーが揃った2004年の『世田谷夜明け前』(Trash:5)は脂の乗ったこの時期のハイライトでしょう。なお、長い歴史のなかで生まれた名曲を手っ取り早く知りたいなら、アンティノス期は『Singles & More~Antinos Years花表』(エピック:6)、Trash期は『BEST FLOWER~Trash Years~』(Trash:7)というベスト盤2枚でどうぞ!

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2008年11月27日 02:00

更新: 2008年11月27日 17:05

ソース: 『bounce』 305号(2008/11/25)

文/bounce編集部

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