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インタビュー

 ここでは、最近のコトリンゴの外仕事を紹介しましょう。まずはAFRA & INCREDIBLE BEATBOX BANDによる昨年発表の最新作『WORLD CLASS』(rhythm zone:1)。何ともほのぼのとしたダブ・ステップ“What Does That Look Like”で、ラララ~とファンタスティックなコーラスを披露し、作品中でも異色のナンバーに。そしてシティー・ポップの名曲をカヴァーしたYMCKとDE DE MOUSEのスプリット盤『DOWN TOWN』(avex trax:2)では、後者による大貫妙子“メトロポリタン美術館”のヴォーカルを担当。原田郁子にも通じる不思議っ子風の歌唱がDE DE特有のキラメキ・サウンドにマッチしていました。続いて、コトリンゴをデビューに導いた坂本龍一のピアノ作品『out of noise』(commmons:3)には、何と楽曲提供も! “to stanford”は儚げな冒頭から徐々にジョイフルで力強い旋律へと変化していく曲で、柔らかい物腰ながら芯の強い(たぶん)彼女自身ともダブる感じが。さらに、カヴァー集では『雪と花の子守唄~バカラック・ララバイ集~』(Living Records Tokyo:4)とFreeTEMPOのカヴァー集『“COVERS”FreeTEMPO COVERED ALBUM』(ClearSound:5)に登場。前者は夢見心地なサウンドと透き通るような彼女の歌声が溶け合う“The April Fools”で速攻眠らせてくれ、後者では“Stars”をピックし、ピアノ主体のジャジーなムードも織り込んだスタイリッシュ仕上げになっています。ちなみに、こちらの南波志帆の新作にも楽曲提供してるんですよ!

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2009年09月16日 18:00

ソース: 『bounce』 314号(2009/9/25)

文/bounce編集部

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