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インタビュー

acid androidといっしょに聴きたい、さまざまなアーティスト――(1)

 

MINISTRY 『Twitch』 Sire(1996)

本作でメジャー・デビューを果たしたことをきっかけに、それまでのポップ路線から、いわゆるインダストリアル路線へと大胆にシフトするきっかけとなった2作目。ハード路線は次作より加速化するが、リズミックなグルーヴはyukihiroが言う通りacid androidの根幹に繋がっている。*佐藤

NITZER EBB 『That Total Age』 Mute(1987)

〈WIRE 06〉出演でyukihiroをはじめとするオールド・ファンを熱狂させた彼ら。エレクトロニック・ボディー・ミュージックの元祖的存在で、パンク魂を重いハンマー・ビートに乗せたサウンドはまさに獰猛。『13: day:dream』収録の“balancing doll”にはその熱が脈々と息づいている。*佐藤

MEAT BEAT MANIFESTO 『Armed Audio Warfare Wax Trax!(1990)

ケミカル・ブラザーズなど、後年のビッグ・ビート・アクトの原点とも言える存在が、このユニット。本作は、ロックやノイズが巧みに織り込まれたハードな内容。ホーンを抜いた“Mister President”はまさにacid android“gamble”の雛形と言えるのかも。*佐藤

DEPECHE MODE 『Violator』 Mute(1990)

ナイン・インチ・ネイルズ、マリリン・マンソン、コーンらUSのダーク&ヘヴィー系のバンド、日本ではBUCK-TICKやSOFT BALLETなど多くのアーティストに影響を与えたバンドの傑作。“Halo”のビート・マナーはacid android“i.w.o.m.f.p.p just an android”に受け継がれている。*佐藤

CURVE 『Doppelgenger』 Anxious(1991)

ライド、マイ・ブラディ・ヴァレンタインなど90年代初頭に華開いたシューゲイザー。なかでも彼らの打ち込みを用いたサウンドは時代性を強く反映し、acid androidの〈時代性を決めるのはビート〉という美学と通じている。ちなみにヴォーカルのトニ・ハリデイは『faults』に参加。*佐藤

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2010年08月16日 13:56

更新: 2010年08月16日 13:57

ソース: bounce 323号 (2010年7月25日発行)

ディスクガイド/佐藤 譲、柴田かずえ