インタビュー

ディスクで振り返るマイケミの歩み――(2)

 

HEAD AUTOMATICA 『Popaganda』 Warner Bros.(2006)

グラスジョーのダリル・パルンボが率いるパワー・ポップ・バンドの2作目。他のスクリーモ勢と同じくダリルから大きな影響を受けたというジェラルドは、本作のオープニング曲にさりげなくコーラス参加。*山口

SAY ANYTHING 『In Defense Of The Genre』 J(2007)

エモ勢を中心に23組ものゲストを招いた話題作の表題曲に、ジェラルドがヴォーカル参加。登場パートは一瞬でも、その煽り立てるような歌唱で強烈なインパクトを残すあたりは流石! *宮原

MY CHEMICAL ROMANCE 『The Black Parade Is Dead!』 Reprise(2008)

『The Black Parade』のツアーが収められたライヴCD+DVD。DVDに収録された地元ニュージャージーでのショウは、パンクスだった頃のマイケミを追体験できる意味でも貴重だ。*山口

WATCHMEN 『Soundtrack』 Reprise(2009)

ボブ・ディラン“Desolation Row”のカヴァーを収録したサントラ。パンキッシュなロックンロール仕立てにアレンジされた、ファンなら聴き逃せないキラー曲だ。*山口

THE CURE 『Hypnagogic States EP』 Geffen(2008)

ジェラルドがジュリアン・Kと共にリミックスした“Sleep When I'm Dead”を収録。ビートを際立たせたダーク・エレクトロに仕上げているが、原曲の耽美な雰囲気も残していてキュアーオタクぶりが窺える。*宮原

LEATHERMOUTH 『XO』 Epitaph(2009)

マイケミの活動休止中に本格化したフランク・アイエロのソロ・プロジェクトによるファースト・アルバム。現代アメリカ社会に中指を突き立てる激烈ハードコア作品で、フランクのヴォーカルもアツい! *山口

氷室京介 “BANG THE BEAT” EMI Music Japan(2010)

ジェラルドにとって初の楽曲提供となった“Safe and Sound”が聴けるシングル。アルバム制作に行き詰まっていた時期だけに、己を鼓舞するかのような猛々しいメロディーが胸を打つ。ちなみにジェラはコーラスでも活躍。*宮原

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2010年11月24日 17:59

更新: 2010年11月29日 20:34

ソース: bounce 327号 (2010年11月25日発行)

ディスクガイド/宮原亜矢、山口智男