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インタビュー

ディスクで振り返るマイケミの歩み――(1)

 

MY CHEMICAL ROMANCE 『I Brought You My Bullets, You Brought Me Your Love』 Eyeball(2002)

サーズデイのジェフ・リックリーがプロデュースした初のアルバム。ハードコア色の濃い内容ながら、ポップな“Headfirst For Halos”、やたらとドラマティックな“Demolition Lovers”などからは次作で開花させるオリジナリティーがすでに感じられる。*山口

THURSDAY 『Five Stories Falling』 Victory(2002)

ライヴ音源に新曲“Jet Black New Year”を加えたEP。ジェラルドはその新曲に参加し、スクリームの激しい掛け合いを披露。師弟対決を繰り広げた。*山口

MURDER BY DEATH 『Who Will Survive, And What Will Be Left Of Them?』 Reprise(2004)

〈アメリカーナ×ゴシック・ロック〉なサウンドに定評のある彼らは、マイケミと同じくジェフ・リックリーに見い出されたインディアナの4人組。そんな縁で、ジェフと共にジェラルドがヴォーカルで客演! *山口

MY CHEMICAL ROMANCE 『Three Cheers For Sweet Revenge』 Reprise(2004)

ゴス風味を忍ばせたスクリーモを、ハワード・ベンソンの指揮のもとメインストリームでも勝負できるクリアな音に磨き上げたメジャー進出作。“I'm Not Okay(I Promise)”他ヒットも生まれ、一躍エモ界を代表するバンドとなる。*山口

EVERY TIME I DIE 『Gutter Phenomenon』 Ferret(2005)

NYはバッファロー発のバンドによる3作目。ヴォーカルのキースと10 代の頃から友人だというジェラルドがシンガーとして参加した“Kill The Music”は、ロックンロール愛に溢れるハードコア・ナンバーだ! *山口

THE USED 『In Love And Death』 Reprise(2005)

2004年作のリイシュー盤に追加収録されたデヴィッド・ボウイ&クイーン“Under Pressure”のカヴァーに、メンバー全員で参加。マイケミの音楽嗜好を知るうえでも欠かせない一曲だろう。*山口

MY CHEMICAL ROMANCE 『The Black Parade』 Reprise(2006)

メジャー2作目は〈死〉をパレードに見立てたコンセプト・アルバム。壮大な組曲“Welcome To The Black Parade”をはじめ、ここではストーリー仕立ての曲作りに挑戦している。それがバンドを一気に成長させ、チャートでも全米2位を記録。現代を代表するロック・バンドという評価を確かなものに!

VARIOUS ARTISTS 『Radio 1 Live Lounge』 Sony UK(2006)

ブラー“Song 2”のカヴァーを収録。モリッシーをはじめとするUKロックへの愛を公言してきたマイケミらしく、奇を衒わぬ素直なアレンジで敬意を表している。*宮原

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2010年11月24日 17:59

更新: 2010年11月29日 20:34

ソース: bounce 327号 (2010年11月25日発行)

ディスクガイド/宮原亜矢、山口智男