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インタビュー

いりこ? 昆布? 鰹節? 引く手数多な出汁兄弟のお仕事探訪

 

椎名純平 『cruisin'』 Yoshimoto R and C(2006)

出汁隊長の最新作。やはり彼は、アダルトなあれこれを時にしっとり、時に力強く歌い上げるイメージでしたよね……。ソロ・アルバムのリリースはちょっとご無沙汰の様子ですが、近年は小沼ようすけとのデュオでツアーをするなどステージを多くこなし、GAGLEやRie fu、童子-Tなどの作品に客演してますよ!

マボロシ 『マボロシのシ』 NeOSITE(2009)

元SUPER BUTTER DOG——その枕詞はもう必要ないでしょうか。サポート仕事も多数の竹内が、現在メンバーとして関わっているのがMUMMY-Dとのこのユニット。また最近は出汁でも活動を共にする鈴木渉、ドラマーの屋敷豪太との3人でFiasco3を結成し、精力的にライヴを行っています。音源のリリースも……期待して待ちましょう!

45 a.k.a. SWING-O 『The Revenge Of Soul』 origami(2009)

ライアン・ショウらが参加した黒汁満載な本作の主は、出汁のまとめ役であるSWING-O。楽曲提供なども多く&幅広く手掛ける彼は、直近ではDJ YUTAKAやZEEBRAを中心としたハイチ救済プロジェクト=JP2HAITIで作曲を担当している。今後ますます名前を見るはずなので要チェック!

urb 『afterdark』 ソニー(2005)

いまやメジャーなアーティストのサポートも多数行うベーシストの鈴木渉。urbは出汁兄弟が繋がるきっかけとなったシーンの中心にいたグループのひとつであり、彼が菱山正太や類家心平などとメンバーに名を連ねていたジャム・バンドだ(2006年に解散)。ぜひ復活してほしい!

WaJaRo 『Electric Piano Loves You...』 ポニーキャニオン(2009)

Dezille Brothersの名付け親だというドラマーの白根佳尚は、ピアノ・トリオのWaJaRoでも活動中。カヴァー集となるこの初作では、出汁隊長がゲスト・ヴォーカルとして参加していたりも。ちなみに話題となっている小沢健二のツアー・メンバーでもあります!

244 ENDLI-x 『I AND愛』 RAINBOW☆ENDLI9(2008)

堂本剛のソロ・プロジェクトにおける常連プレイヤーと言えば、彼とファンク・マインドが通じるらしいセクシー竹内。あいにくまだ観たことはないけれど、最近のライヴでは主役を差し置いてフリースタイルでラップをかましたりしているらしい……ナイスです。昨年のツアー時には鈴木も参加しており、ここでの出汁の輪はさらに広がるか!?

さかいゆう 『Yes!!』 AUGUSTA/ARIOLA JAPAN(2010)

〈涙をいざなうシルキー・ヴォイス〉な彼は出汁の面々と深い繋がりのある、かねてからのセッション仲間だ。2007年頃には竹内、SWING-O、鈴木がさかいゆうバンドのメンバーとなり、ライヴはもちろん、レコーディングをサポートしたりも。このメジャー・デビュー作ではSWING-Oとの共作曲“おはようサンシャイン”が収録されている。

HanaH 『i'm not alone』 ユニバーサル(2010)

数年前から渋谷周辺でコツコツと実力を高めてきた、いま注目のシンガー。その活動に当初から携わっていたのは、いわゆるorigami周りの人々が中心だ。出汁ではSWING-Oや鈴木、白根がさまざまな現場で力を貸している。メジャーに移籍し、よりポップな印象を強めているが、デビュー曲“明日また、笑えるように”はSWING-Oがプロデュース。

Hiro-a-key 『HIROGLYPHICS』 Persona(2010)

ネオ・ソウルなサウンドを纏って透き通るような歌声を聴かせる彼もまた、出汁の面々の助力を得ているシンガー。この初作ではSWING-Oが手掛けた心地良いアップ“Caramel”が収録されているほか、鈴木や白根も演奏で参加している。また、出汁繋がりであるHanaHとのデュエットも絶品!

KREVA 「MTV Unplagged」 ポニーキャニオン(2008)

2008年、日本人ヒップホップ・アーティストとして初登場した〈MTV Unplugged〉では、出汁の大半のメンバー——竹内、SWING-O、鈴木に白根がバックを務めていた。時にクール、時に情熱的なグルーヴで魅了する様はやはりめちゃめちゃカッコイイ!

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2011年04月07日 13:38

更新: 2011年04月07日 13:38

ソース: bounce 329号 (2011年2月25日発行)

文/加藤直子

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