MONOBRIGHTメンバーが選ぶ〈ACME盤〉
JIMMY EAT WORLD 『Bleed American』 Geffen(2001)
エモさって意味では、俺的にはジミー・イート・ワールドですね。フガジとか歌ものではない人たちがエモの発祥ではあるのですが、今日っぽいエモを作ったのがこのバンドだと思うので。『Clarity』(99年)でもいいんですけど、このアルバムは粒揃いで聴きやすいですよね。*ヒダカ
BASTRO 『Sing Troubled Beast/Diablo Guapo』 Drag City
僕は家にいて絶頂を感じられるものを。このセカンド(89年作)とサード(90年作)の2in1で初めて聴いたんですけど、これは電車で聴いたりしたら危ない!っていうくらい気分を持ち上げられちゃう、昂揚させられちゃいます。なので家で聴くようにしていますね。怖い! *桃野
OPERATION IVY 『Energy』 Lookout!/Hellcat/Epitaph(1989)
スカ・パンクの元祖ですね。ものすごい粗い演奏に、ものすごい粗い歌なんだけどなぜかやる気が出るっていう。学校とか仕事で気合が入んない時は聴いたほうがいいですよ。進学塾のCMばりに〈やる気スウィッチ〉が入ります(笑)。頭3曲くらいの畳み掛けがハンパない。*ヒダカ
THE SMASHING PUMPKINS 『Adore』 Virgin(1998)
〈田舎の絶頂〉か〈エロス〉か……やっぱりエロスですかね。このアルバムは満月の時に聴くとムラムラがハンパない(笑)。ロマンティックだし、中ジャケでダーシーは脱いでるし、すっげームラムラするんですよ。色っぽいんですけど、女の子といっしょでも聴きやすいアルバム。*桃野
AT THE DRIVE-IN 『Relationship Of Command』 Grand Royal/Fearless(2000)
バストロと同じなのですが、血がテンション上がっちゃう感じで怖い(笑)。マーズ・ヴォルタになるとよく練られてまとまってる感じだけど、こっちは5人がバラバラでぶっ飛んでるのにくっついちゃったみたいな、そのバランス感覚がいいんです。*桃野
DAVID BOWIE 『Aladdin Sane』 RCA(1973)
トオルちゃん的エロい盤はコレですね。まずジャケがエロい。デヴィッド・ボウイは男のエロスをちゃんと出してて、欧米に限らず日本でもゴスの規範になっているしね。音は全編にピアノが入っていてジャジー。大人っぽいけど、ちゃんとロック・アルバムとしても聴けるという。*ヒダカ
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