インタビュー

設立から5周年を迎えたKICK ROCK INVASIONに注目!――(2)

 

ALL TIME LOW 『Straight To DVD』 Hopeless(2010)

ドリームとの合体でアーバン・ミュージックとパンクをスマートに繋いでみせた彼らですが、やはりライヴともなれば育ちがモロに出てしまうようで……。この荒々しさ満点のライヴCD+DVDを聴きながら、完成間近と噂される新作に備えて身体を温めておくっきゃない!

WE THE KINGS 『Smile Kid』 S-Curve(2010)

〈ワープト・ツアー〉のトリを任されるまでに成長したフロリダのポップ・パンクスが、ふたたびサム&スラッゴとのタッグで完成させた2作目。デミ・ロヴァートとのデュエット曲“We'll Be A Dream”をはじめ、ミディアムも多数搭載して大人っぽい表情もチラリ。

HIT THE LIGHTS 『Skip School Start Fights』 Triple Crown(2009)

ヴァレンシアやメイ路線の泣きメロを前面に押し出す作りは初作から変わらないが、この2作目ではレイヴィーなシンセ音を交えてシーンの流行であるエモトロニカへもアプローチ。まだまだ方向性が定まっていないからこその、無限の可能性を感じる注目株です。

EVERY AVENUE 『Picture Perfect』 Fearless(2009)

メトロ・ステーションやオール・タイム・ロウとの共演で知名度急上昇中の若手パワー・ポップ・バンド。この2作目ではカーラ・ディオガルディやイエローカードのライアンなど外部ライターを積極的に起用し、メジャー組とタメを張るクォリティーを誇示している。

FOUR YEAR STRONG 『Explains It All』 I Surrender/Decaydance(2009)

昨年メジャー進出を果たしたマサチューセッツの5人組。古巣への置き土産となる本作は、スマパンやノー・ダウト曲などをハードコア仕立てに調理したカヴァー集。 トラヴィー・マッコイやレス・ザン・ジェイクのJRも交えてヤンチャにキメてます!

VARIOUS ARTISTS 『Beyond [The] Blue Vol.4』 KICK ROCK INVASION(2010)

レーベル主催のイヴェント名を冠したコンピ・シリーズの最新版。国内外の旬なエモ・バンドが39組も顔を揃えていて、メイヴュー(元アメリカン・ライフ)のデモ音源やペイジの新曲など、エクスクルーシヴなトラックまで聴けちゃうキッズ感涙な一枚。

 

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2011年05月26日 14:41

更新: 2011年05月26日 14:42

ソース: bounce 330号 (2011年3月25日発行)

ディスクガイド/山西絵美

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