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インタビュー

TSUKEMEN

TSUKEMENが音楽で伝えるメッセージ待望の第2弾!

TSUKEMEN――ヴァイオリンのTAIRIKUとKENTA、そしてピアノのSUGURU、音楽大学出身の3人によって結成されたユニットである。しなやかで表情豊かな〈生音〉にこだわり、オリジナルはもちろん、幅広いジャンルの曲をエネルギッシュに響かせて、聴く人に元気を与える彼らは、〈チャージ系〉ユニットと呼ばれる。そんな彼らが、待望のメジャー第2弾CD『KIYARI』を発表。楽曲、演奏内容ともに前作よりもグレードアップし、意気込みが伝わってくる。

「僕らの基本は、オリジナルを柱に、クラシックを中心に据え、ジャンルを超えた活動です。今作も多彩なジャンルの曲が美味しく聴ける仕上がりになっています。今作の聴き所は、僕らが作曲した4曲のオリジナルです。『KIYARI』は、長野県諏訪市で行われる御柱祭りを楽しんでいただけるような曲ということで書きました。木遣は、御柱祭りで木遣名人によって歌われる掛け声みたいなものですが、人々の士気を高め、鼓舞するような歌なので、チャージ系ユニットの僕らにもつながります。《風の記憶》は、僕自身が音楽家としての壁にぶつかり、心が挫けそうになったときに生まれた美しい曲です。挫折しそうになった心に寄り添うことができたらと思います」とTAIRIKU。

「《トキノカナタ》は、誰もが口ずさめる曲をと思って作りました」とSUGURU。

「《COSMOS》は、強い意思をもつひとりの男性が、宇宙への階段を登っていく様子をイメージした曲です。ロックやクラブが好きな人でも乗れるようなアップビートの力強さにチャレンジしました」とKENTA。

TAIRIKUとKENTAは東京音大の付属高校時代からの親友であり、別々の音大に進んでも連絡を取り合っていた。一方、TAIRIKUとSUGURUは桐朋音大の同期で、1年の頃から一緒に演奏活動していたが、あるとき、コンサートの主催者から「ゲストを入れて欲しい」と言われ、一足早く卒業しスタジオ・ミュージシャンとして活躍していたKENTAに声をかけた。それが3人による最初の演奏会だった。

「日本国内はもちろん、世界中で聴いてもらえるようになりたい。世界ツアーが夢です」(TAIRIKU)

「東日本大震災のあと、ピアノを弾く気にならず、やめようかなと思いました。そんな時、車を運転しながら僕らのデモ音源を聴いたんです。自分で言うのも変ですが、マジかっこよくて、感動しました。僕らの音楽は、色々な人への応援曲。食べるつけ麺より、TSUKEMENを愛してもらえるよう頑張ります」(SUGURU)

「3人の個性をもっと伸ばしていきたい。いろんな人に憧れられるような素敵なユニットに成長したいと思います。聴く人を楽しませること、そして自分たちが楽しむことを追求する、それが〈TSUKEMEN魂〉であり、僕らのスタイルです」(KENTA)

 

『TSUKEMENコンサート情報』

7/2(土)長野県・松代文化ホール 
7/9(土)熊本県・天草市民センター 
7/14(木)北海道・札幌コンサートホール 
7/22(金)大阪府・いずみホール 
7/23(土)愛知県・三井住友海上しらかわホール 
7/31(日)東京都・トッパンホール
【http://www.tsukemen3.jp】

カテゴリ : インタヴュー

掲載: 2011年06月28日 13:02

更新: 2011年06月29日 19:14

ソース: intoxicate vol.92 (2011年6月20日発行)

interview & text : 横堀朱美