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インタビュー

『homely』から透けて見える……聴こえるものたち――(2)

 

DESTROYER 『Kaputt』 Merge(2011)

ニュー・ポルノグラファーズのダン・ベイハーは、こちらのソロ新作でAORに急接近。その変貌っぷりはOGREと見事にシンクロしている。「もともと好きだったインディーの世界からあんな音が出てきたので、〈こういうことをやってもいいんだ〉って励みになりましたね。僕らのほうが先に出したかったですけど(笑)」とのこと。*澤田

NEU! 『Neu! 2』 Brain(1973)

一口に〈サイケ〉と言っても、ファズが唸るガレージ系から白昼夢へと誘うアシッド系まで千差万別だが、OGREの淡々としていながらストレンジな音世界は70年代のクラウト・ロック勢に通じるのでは? “明るい部屋”から“ロープ”の繋ぎにノイ!を思い出したのは自分だけじゃないはず!*北野

TORO Y MOI 『Underneath The Pine』 Car-park(2011)

チルウェイヴを背負って立つ、トロ・イ・モワ。前作のエレクトロニック路線から生楽器をフィーチャーしたバンド・サウンドへと転向してみせたのは、インタヴュー中で語られている通り。OGREはバンドでの音には囚われないと言うが、フィジカルな手触りにはこだわりたい模様。*澤田

LABCRY 『LABCRY』 Vibeon(2003)

ポップなメロディーと捻りの効いたアレンジ、音全体に粒子のように漂うサイケ感――そんなOGREサウンドから思い浮かべるのは、同じく〈うたもの〉バンドである彼ら。夢と現実の間を行き来するような感覚に浸らせてくれるのも両者に共通する部分だろう。*北野

 

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2011年08月24日 17:54

更新: 2011年08月24日 18:00

ソース: bounce 335号 (2011年8月25日発行)

ディスクガイド/北野創、澤田大輔

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