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インタビュー

★第1弾★「モテキ」を象徴するナンバーをコンパイル!



映画版「モテキ」でフィーチャーされている楽曲をコンパイルした、サントラ的な一枚。言わずと知れたPerfumeの“Baby cruising Love”や、新世代ロック勢の注目株である女王蜂の“デスコ”、浜野謙太率いる在日ファンクの“マルマルファンク”など、劇中にてアーティスト本人が披露するナンバーもあれば、岡村靖幸の名バラード“イケナイコトカイ”、TM NETWORKの80sヒット“SELF CONTROL”といった、物語が展開するポイントで流れる重要曲もあり。いずれにせよ、どの曲も単なるBGMではなく何らかの役割を担って映画内に登場するのがおもしろいし、そこに監督・大根仁の力量が感じられる。先に書いた通り、ここにはジャンルも年代もバラバラな楽曲が詰まっているわけだが、それでもあえて接点を見い出すならば、アップ/バラード問わず〈エモい〉曲ばかりが選ばれていると言えるかもしれない。主人公は冴えない三十路男。それでも「モテキ」はまぎれもない青春映画である——本盤はそんなメッセージを発しているように思えます。


▼参加したアーティストの作品を一部紹介。

左から、女王蜂の2011年作『孔雀』(ソニー)、在日ファンクの2011年作『爆弾こわい』(Pヴァイン)、岡村靖幸の2011年のセルフ・カヴァー集『エチケット(ピンクジャケット)』(V3)

 

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2011年09月14日 18:02

更新: 2011年09月14日 18:02

ソース: bounce336号(2011年9月25日発行)

文、ディスクガイド/澤田大輔