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インタビュー

硬軟自在に爪痕を残してきたMoNaの客演劇をプレイバック



2007年に拠点を関東に移したことも手伝って、その名を飛躍的に広めたMoNaの軌跡は数々の客演を通じても確認することができる。それ以前からDix-Tや平井大、Multi Plier Sync.の作品に参加していた彼女だが、そのスウィートな歌声が引っ張りだこになったのは2009年の『Sadgirl on the street』が高い評価を得てからのことだ。

そんなわけで2010年は年頭から恐るべき客演ラッシュで幕開けし、馴染みのGIPPERとの“Luv Me Luv Me”をはじめ、ふたたびDix-Tとの“No tears No time Pt.2”、FUEKISS!!の手掛けたDESTINOのサマー・チューン“PLAY BACK”、自身のコンピ『BARRiO SUiTE』にも招いていたE.I.G.H.T.との“海に浮かぶ月”などに次々と登場。そしてYOUNG DAISやKOZらと並んでDJ PMXの“MAKE IT TO DA TOP”に抜擢されるまでに至るのだが、その後は活動休止へ。合間にはコンピ『BARRiO SUiTE』シリーズの続編を発表したり、だらしない男を演じる鬼に対して和風の艶で挑んだ“合鍵”が12インチでリリースされたりもしていた。

“Azucena”での帰還後は、まずFUEKISS!!のプロデューサー・アルバム『GIRL』にて直球のラヴソング“Sweet Heart”を披露。また、かつて“PUREST”でも共演したMr. Low-Dとの激ドラマティックなヒット曲“MEMoRIES”は彼の新作『THE TYRANT』にてCD化されたばかりだ。成長して深みを増していく彼女のパフォーマンスから今後も目が離せない!



▼関連盤を紹介。

左から、GIPPERの2010年作『GIP'FILE』(KSR)、DESTINOの2010年作『Ride or Die』(徳間ジャパン)、DJ PMXのミックスDVD「LocoHAMA CRUISING DVD MIX」(plusGROUND)、鬼一家の2008年作の新装盤『赤落+3』(赤落PRODUCTION)

カテゴリ : インタビューファイル

ソース: bounce 344号(2012年5月25日発行)

文/狛犬

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