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インタビュー

ニュー・シングル+トリビュート盤を一挙に解説(1)!



新曲とトリビュート盤に見るBUCK-TICKの多彩な音楽性



BUCK-TICK_A

新レーベル・Lingua Soundaを立ち上げての第1弾シングルから1か月半という短いスパンで、BUCK-TICKの新作が早くもリリースされた。

前作の表題を飾った“エリーゼのために”はスクエアなダンス・ビート上に挑発的なエロティシズムを放ったロック・チューンだったが、今回届けられたニュー・シングルは、センシティヴにたゆたうギター・サウンドとロマンティックなメロディーが深淵な音世界を形成する“MISS TAKE ~僕はミス・テイク~”をメインに構成。跳ねたリズムがポップな“ONLY YOU”、妖艶かつ陰惨なムードが充満するゴシック・ナンバー“My Baby Japanese -type ll”と共に、バンドの持つ多彩な音楽性が封じられた一枚となっている。

そして、現在開催中の〈TOUR PARADE 2012〉に対バンとして参加している面々をはじめ、彼らをリスペクトする全13組のアーティストが集結したトリビュート盤『PARADEⅡ~RESPECTIVE TRACKS OF BUCK-TICK~』も同時に到着。それぞれの個性を纏うことで新たな振り幅を得た楽曲群からは、やはりBUCK-TICKというバンドの揺るぎないオリジナリティーと多面性を確認することができる。

そんなわけで、ここからは1曲ごとに解説してみよう。


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掲載: 2012年07月04日 18:01

更新: 2012年07月04日 18:01

文/土田真弓