インタビュー

羊毛とおはなと合わせて聴きたい、ナチュラルさが魅力の極上リラクシン・ポップ



DadaD 『mission passion』 FlyingStar(2012)

女性ヴォーカルと男性トラックメイカーによるデュオ。台湾と日本の血を引き、日・中・英語を操るKateの可憐な歌から想起するのは、映画「恋する惑星」の頃のフェイ・ウォン。スタイリッシュでキュートなアコースティック・ポップは、恋する男女の日常に馴染むもの。 *土田

 

KONCOS 『ピアノフォルテ』 SUNNY CLUB(2012)

元Riddim Saunterの古川太一と佐藤寛による2人組。ピアノ&ギターが主体の初作は、夢見るようなメロディーが次々と駆け抜けていく珠玉のポップ・アルバム。たまにやんちゃな表情を浮かべるグルーヴィーな鍵盤とスウィートなコーラスの応酬に笑顔が止まらなくなる。 *桑原

 

ショコラ&アキト 『Duet』 RALLYE(2012)

日本のロック/ポップ・シーンきってのおしどり夫婦デュオ。ファンキーでメロウな美メロ曲がひしめき合うこの最新作でも、ふたりのハーモニーは実に仲睦まじげで相変わらずラヴリー。でも決してベタベタしていないのが彼らの音楽の持ち味なんだな。 *桑原

 

THE LIVING SISTERS 『Run For Cover』 Vanguard(2013)

バード&ザ・ビーのイナラ・ジョージを擁するレトロでフォーキーでチャーミングなユニット。新加入したアレックス嬢のお披露目盤となったEPは、可憐なコーラスワークがより際立つ内容に。和み度満点なファンカデリックのカヴァーはリヴィングにピッタリ。 *桑原

 

SHE & HIM 『Volume 3』 Merge/Pヴァイン(2013)

女優のズーイー・デシャネルとシンガー・ソングライターのM・ウォードによるレトロ・ポップ・デュオ。この新作でも2人のチームワークはすこぶる上々。ブロンディのユニークなカヴァーなど、心浮き立つ毎日を約束する、センス抜群の楽曲が詰め込まれている。 *桑原

 

赤い靴 『イノリーマスの森』 Patch Works(2013)

羊毛とおはなのサポート・ドラマーである神谷洵平と、シンガー・ソングライターの東川亜希子から成る2人組。ニューミュージック色も纏ったフォーキー・ポップは、お伽話の如き詞世界と相まって、温かくレイドバックした時間を与えてくれる。過去2作品には市川も参加。 *土田

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2013年04月24日 18:01

更新: 2013年04月24日 18:01

ソース: bounce 354号(2013年4月25日発行)

ディスクガイド/桑原シロー、土田真弓

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