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タワレコJAZZの大ヒット企画ECM レーベルのSA-CD HYBRID SELECTIONが復活!世界初の高音質ハイブリット盤リリース第4弾が実現!

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タワーレコードが、2017年にドイツの名門レーベルECM Recordsの傑作アルバムを世界で初めてSA-CD化し、完全限定プレス作品としてタワーレコード限定にて発売した大人気シリーズ企画「TOWER RECORDS presents ECM SA-CD HYBRID SELECTION」が復活。キース・ジャレットの名作2タイトル(いずれも3,500円+税)を5月23 日(水)にタワーレコード限定ならびに数量限定にて発売。

今回、第4弾としてセレクトした作品は、これまでシリーズ第2弾、第3弾でもリリースしたキース・ジャレットの“スタンダーズ・トリオ”にフォーカスした2タイトルを同時発売。ひとつはキース・ジャレット・トリオ が『スタンダーズVol.1』『同Vol.2』と同じ1983年ニューヨークでレコーディングされたセッションから生まれた『チェンジズ』。そしてもうひとつは、ベースのゲイリー・ピーコック、ドラムスのジャック・ディジョネットとの“スタンダーズ・トリオ”としての初のライヴ・レコーディング盤『星影のステラ』。

これらのアルバムがSA-CD化されるのはもちろん世界初。“新たな音世界”を完全限定プレスで高音質盤にて伝える本企画は、まさしく一期一会のリリース。シリー ズ総監修は引き続き、オーディオ、音楽評論における第一人者の和田博巳氏が務め、作品解説はライター/ジャーナリストの原田和典氏が担当。

■TOWER RECORDS presents ECM SA-CD HYBRID SELECTION第4弾ラインナップ
【アーティスト/タイトル】
キース・ジャレット・トリオ『チェンジズ』
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キース・ジャレット・トリオ『星影のステラ』
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【発売日】 2018年5月23日(水)
【価格】 3,500円+税
【企画・販売】 タワーレコード株式会社
【制作・発売】 ユニバーサル ミュージック合同会社

本リリース最大の特徴:
・世界初、SA-CD化音源
・SA-CD層は“オリジナル・アナログ・マスターテープから、今回の発売のために制作した2018年最新DSDマスター”を使用し、ECM自ら最新マスタリング
・ECMの監修の下、新マスタリングを担当したのはキース・ジャレットの諸作にかかわってきたエンジニア、クリストフ・スティッケル(キース・ジャレット/ チャーリー・ヘイデン『ジャスミン』、同『ラスト・ダンス』etc)
・解説書には、新規序文解説と新たな作品解説を収納

レーベル創設者マンフレート・アイヒャーの音へのこだわりは半端ではありません。それゆえ、ECMはCDが誕生した際にのみ新たにマスターを制作しましたが、以降様々なフォーマットのディスクが誕生しても新たにマスターを制作したことはありませんでした(一部、国内盤SHM仕様CD発売時に許可が出た事があるのみ(ただしマスター変更はなし)。今回、実現困難と言われたオリジナル・アナログ・マスターからDSDへのフラット・トランスファーは、ECM自らが最新マスタリングを施し、タワー企画盤としてついに市場に出ることになりました。本シリーズがいかに画期的なリリースかがおわかりいただけるでしょう。尚、CD層は従来のマスターとなります。 ※SA-CDハイブリッド盤は通常のCDプレイヤーでも再生可能です。

■ ECM SA-CD HYBRID SELECTION Vol.4 作品について

*キース・ジャレット・トリオ『チェンジズ』

『スタンダーズVol.1』&『Vol.2』と同セッション!静寂、高揚、そして美の瞬間が連続する完全即興演奏!』
「極めてアグレッシヴかつダイナミックなプレイが極上の音質でリアルに眼前に展開」- 和田博巳

1983年1月、ニューヨークのパワー・ステーションでのトリオのセッションは3つのアルバムとして世に出ている。『スタンダーズ Vol.1』(発売は1983年)、『スタンダーズ Vol.2』(発売は1985年)、そして本作『チェンジズ』(発売は1984年)。『スタンダーズ』の2作はその名の通り、ジャズ・スタンダードの名曲を取り上げて、3人の演奏がスタンダード曲の解釈に新風を吹き込んだレコーディングだが、『チェンジズ』はノン・リハーサルで臨んだ、3人による完全即興演奏を捉えた記録。もともとインプロヴァイザーとして卓越した手腕を持つ3人ゆえ、一瞬一瞬の音に無駄がなく、あらかじめ譜面に書かれていたのではないか、と思えるほどの構成感を音楽に与えている。収録されている楽曲は3曲、“フライング・パート1”、“同パート2”、“プリズム”。1曲目は16分以上にわたるドラマティックな演奏であり、静寂から徐々に高揚感を見せる展開が素晴らしい。2曲目は14分超えのスイング感あふれるインプロヴィゼーション。3曲目はどこか哀愁が漂い、ゆるやかに時を刻む美曲。オリジナル録音エンジニアはヤン・エリック・コングスハウク。

*キース・ジャレット・トリオ『星影のステラ』

スタンダーズ・トリオによる初ライヴ・レコーディング盤!繊細で美しいインタープレイが光る傑作!
「透明でデリカシーに富んだ極上のサウンドは、聴き慣れたCDのキラキラした音とは明らかに異なる、ニュアンス豊かで瑞々しく生々しい音」- 和田博巳

50分を超える濃密な時間が過ぎてゆく。80年代に録音されたピアノ・トリオ編成で聴く最高峰のライヴ盤。これがベースのゲイリー・ピーコック、ドラムスのジャック・ディジョネットとの“スタンダーズ・トリオ”としての初のライヴ・レコーディング。3者の阿吽の呼吸による絶妙なインタープレイは美しいアプローチで進行し、スタンダード・ソング1曲1曲に新しい息吹をもたらしている。ピアノの深みのある響き、ベースの温かく広がりのある低音、ドラムスのダイナミックな中にさりげなく漂う繊細さ。ヴィクター・ヤングが作曲した名スタンダード“星影のステラ”で始まり、リチャード・ロジャース作曲の“恋に恋して”、コルトレーンも自身の名作『バラード』の中で取り上げている“トゥー・ヤング・トゥ・ゴー・ステディ”などを経て最後のナット・アダレイの“オールド・カントリー”まで、ドラマティックなパフォーマンスを収録。1985年、パリ録音。オリジナル録音エンジニアはマルティン・ヴィーラント。ジャケットのイラストはフランツ・カフカ。

シリーズ監修者、ライナー執筆者紹介:
*監修、試聴ポイント解説・・・和田博巳氏(オーディオ評論家)
主な執筆媒体:Stereo Sound、HiVi、Digi Fi、Bestsound等
*作品解説・・・原田和典氏(ライター/ジャーナリスト)
主な執筆媒体:JAZZ JAPAN、ミュージック・マガジン等

カテゴリ : ニュース タワー限定 | タグ : ECM

掲載: 2018年04月19日 12:00