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NMB48、山本彩卒業公演「目撃者」閉幕。最新シングル曲“僕だって泣いちゃうよ”含む全21曲披露

山本彩

11月4日に大阪 難波のNMB48劇場にて山本彩のNMB48の卒業公演「目撃者」が開催された。

公演は、山本彩による影アナで「今日で山本彩が完結します。みなさんは、その最後の「目撃者」です」とアナウンスされ、お馴染み“overture”で幕を明けた。「さやかコール」が吹き荒れるなか“目撃者”、“前人未踏”、“いびつな真珠”、“憧れのポップスター”まで、ポップなナンバーで一気に駆け抜け会場のボルテージはすでに最高潮へと達した。

大興奮のなかメンバーによる自己紹介へと移り、山本彩が「みんながコールしてくれて、ほんと嬉しいです。最後までよろしくお願いいたします!」と挨拶。

そして、山本彩、山尾梨奈、日下このみ、堀詩音、東由樹による、しっとりとした曲調の“10クローネとパン”でユニット・コーナーへと突入。愛らしいフリルの衣装を纏った山本彩、泉彩乃、本郷柚巴による“おNEWの上履き”、谷川愛梨、古賀成美によるロックな“スキャンダラスに行こう!”、内木志、梅山恋和、河野奈々帆でフリがキュートな“フィンランド・ミラクル”、林萌々香、小嶋花梨、三田麻央でセクシーな曲調の“抱きしめられたら”を披露した。

トーク・パートでは、山本彩8年間の活動に敬意を払いつつ、メンバーが8年で成し遂げてきたエピソードをそれぞれ明かした。小嶋花梨から「これからもファンとして応援したい」と素直な気持ちを聞いた山本。小嶋の部屋のグッズ置き場のスペースを確認して「まだまだやな。部屋が私一面になるくらいにしたい」とこれからの活動に向けて気合を入れた。そして、8年前の山本彩のステージを見て「NMB48に入りたいと思った」という河野奈々帆のエピソードに山本は「もっと言って、もっと言って」と感激の様子だった。

「集中!集中!」と少し緊張していると吐露した山本彩。立ち位置へと向かい最後の曲“命の意味”がスタートすると歌詞の重厚さも加わり、劇場内が引き締まった様子だった。

アンコールでは、アンニュイな雰囲気漂う“I'm crying”で始まり“ずっと ずっと”を披露。「アンコール、まだまだいけますか?」と観客を煽る山本彩は「みなさん、たっく「た」ん声を出してください!」と甘噛みしながらキュートな一面を垣間見せた。最新シングル曲“僕だって泣いちゃうよ”に続けて、ステージ初披露の“嘘つきマシーン”と“僕がもう少し大胆なら”をメドレーで魅せた。そして“Pioneer”では、これからの「NMB48」の決意を乗せたかのような歌詞で客席の胸を打った。止まらない「さやかコール」のなか、深々と一礼してメンバーがステージを去った。

メンバーが去った後、スクリーンが下りてきて、2010年のオーディション風景からこれまでのミュージック・ビデオの撮影風景など、山本彩の華々しい活動歴を振り返るメモリアル映像が映し出された。少しの間、静寂が訪れオレンジ色のスポット・ライトが輝き出すと「さやかコール、いくぞ!」とWアンコールをリクエストする、勇ましい声が上がった。山本彩の登場を熱望する声を受け、舞台には真白なドレス姿の山本を中心にメンバーらが再び登場。チームNメンバー、研究生ら合計32名によるパフォーマンスが繰り広げられた。山本が「本当に今の自分にはピッタリ」という“約束”に続いて「NMB48の代名詞と言っても過言ではない。NMB48と私自身と共に大きくなってくれた曲ですし、みなさんの「告白」が聞ける大事な1曲」と山本が言う“青春ラップ”を歌い締め括られた。

最後は山本彩卒業公演のセレモニーが執り行われた。ステージにはNMB48メンバー71名が勢揃い、ファンからプレゼントされた花冠と花束、感謝状の盾を手にして満面の笑顔を浮かべる山本。メンバーからは寄書きの色紙、思い出の場面が詰まったアルバムが。さらに、今後、劇場に飾られる金のネームプレートが渡されると「このプレートを見て、一気に実感が」と改めて、山本は最後の日を噛み締めいた。山本は「8年間通い続けてきた劇場に来なくなる寂しい気持ちもあります。NMB48が身体の一部のような存在だった。まだ、なくなるのが正直想像が付かない」と溢れ出る素直な感情を述べ、以下のように力強くコメントした。

 

胸を張ってアイドル人生は楽しかったと言えます。グループに入って夢を追いかけるのが楽しいんだっていうことをNMB48と、今日まで支えてくださったみなさんが教えてくれたからです。メンバーに、そしてみなさんに会えて本当によかったです。みなさんへの恩返しは、これから先続ける音楽へ情熱を注ぎ、そして成功することだと思っています。決して簡単な道ではないことはわかってます。でも諦めるつもりもありません。次みなさんに会う時は、今以上の私でみなさんの前に帰ってこれるように、これからも自分に厳しくやっていきたいと思います。なので、私のこと忘れないでください。「忘れてほしい」という曲歌ってたんですけど、「そんなことない、みんな忘れないで」と心の中は思ってました。私もみなさんのことを、培ってきた8年間のことを忘れません」と呼び掛け笑いを誘い、「時間は掛かるかもしれません。またみなさんの前に堂々と胸を張って出られるように、卒業後も、今以上に頑張っていきます。8年間、私をアイドルにしてくれて、本当にありがとうございました

―― 山本彩

そして、山本が新キャプテンの発表で「次のグループキャプテンは、こじりん」と告げると、場内からどよめきが起こった。「人として成長できたし、やり甲斐のある役目」と山本から指名を受けた小嶋花梨は、5期生として加入してNMB48に2年半在籍「先輩方が見て来た景色を私は見ていないので、そんな私がキャプテンとしてできることがあるのかなと考えたんですけど、日に日に大好きになるNMB48のためなら、何でもできると思いました。私にだけしかできないキャプテンになります」と、山本からのバトンをしっかり受け継ぐ意志を見せた。そんな小嶋を山本は「NMB48を愛してくれてるし、NMB48中心に生きてくれている」と安心感を滲ませていた。最後は手を繋ぎ、全メンバーで「ありがとうございました」と深々と挨拶をして締めくくった。

ステージに残った山本は「私の人生、まだまだこれからだなって思っています。みなさんを、素晴らしい世界に連れ出していきますので」と、次なるステージにファンを引っ張っていくと宣言し「これからの人生を、みなさん末永くよろしくお願いします!」とファンに向けてラスト・メッセージ。沸き上がる「さやかコール」のなか、山本は「私のことばっかりになったんですけれども、NMB48の子どもたちのことも、みなさんどうぞこれからもよろしくお願いします。ずーっと、ずーっとNMB48も、みんなのことも大好きです!」と熱いメッセージを投げ掛け、ステージを後にした。

NMB48

山本彩

NMB48

山本彩

カテゴリ : タワーレコード オンライン ニュース | タグ : Girl's Pop Information

掲載: 2018年11月05日 15:17