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【第2回】――Fairies

フェアリーたちが生まれたその年、歴史は動いた?

連載
ZOKKON -candy floss pop suite-
公開
2011/11/04   20:30
更新
2011/11/04   20:30
ソース
bounce336号(2011年9月25日発行号)
テキスト
文/出嶌孝次

 

インタヴュー中の誕生日でもわかるように、Fairiesのメンバーはそれぞれ96〜98年生まれ。この時期は彼女らが所属するヴィジョン・ファクトリーにとっても重要な時期でありました。まず、最年長の理香子が生まれた年にデビューしたのがSPEEDです。関係ないけど観月ありさの当たり役となった「ナースのお仕事」も同年のスタートですね。で、空と萌々香が生まれた97年は、沖縄アクターズスクール出身アクトの最盛期らしくDA PUMPとFolderがデビュー。同年には事務所の大先輩となる荻野目洋子が、沖野修也や大沢伸一と組んで傑作『Chains』を上梓していますし、“Just place of love”をヒットさせたD-LOOPのデビューも忘れられません。そう、メンバーの葉山拓亮はその後“Forever Memories”などw-inds.初期のヒットを生み出して裏方として大成し、Fairiesのデビュー・シングルも彼の仕事であります。また、事務所の現エース・安室ちゃんを輩出したSUPER MONKEY'Sの初代リーダー・牧野アンナは、いまやコリオグラファーとしてAKB〜SKE48らを手掛ける売れっ子。今回はFairiesの振り付けもアンナ先生が担当していて……まだ若い7人にも確実に伝統は受け継がれているのですね。

 

▼関連盤を紹介。

左から、SPEEDのベスト盤『SPEEDLAND -The Premium Best Re Tracks-』(SONIC GROOVE)、観月ありさの2011年作『SpeciAlisa』(avex tune)。右上から、荻野目洋子の97年作『Chains』(ビクター)、D-LOOPの2004年作『grace mode』、安室奈美恵の最新シングル『NAKED/Fight Together/Tempest』(共にavex trax)

 

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