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ZOKKON SUMMER SHOCK(後編)

ディスクガイド――(2)

タグ
女性アイドル
連載
ZOKKON -candy floss pop suite-
公開
2012/07/19   20:00
更新
2012/07/19   20:00
ソース
bounce 346号(2012年7月25日発行)
テキスト
ディスクガイド/ピ〜ス!久保田、出嶌孝次

 

SHAKE 『残酷な天使のテーゼ〜ANISON COVER COLLECTION〜』 ワーロック(2012)

元JUDY AND MARYの恩田快人らがバックアップし、アニソンのダンス・カヴァーやオリジナル曲を聴かせるトリオ。同時期にきっす。や田村直美も取り上げている表題曲をはじめ、“創聖のアクエリオン”や“侵略ノススメ☆”といったスタンダードの数々はTIFでも即効性を発揮しそうです。*出嶌

 

私立恵比寿中学 “仮契約のシンデレラ” DefSTAR(2012)

TIFの初回で名を売ったももいろクローバーに続くことができるのか……その妹分として3年連続の出場を果たす彼女たち。破壊力抜群のGAKUGEIKAIは、チームしゃちほこら3Bjuniorの盟友たちと並んで爪痕を残していくはず。8月に届けられるメジャー第2弾シングルも楽しみです。*出嶌

 

Splash! “Shake It!” スタジオソングス(2010)

宮城のご当地アイドル・SPLASHとは別のグループで、こちらは2009年末から活動しているロック系ダンス&ヴォーカル・ユニットになります。タワレコで入手可能なのはメンバーも少し異なるこのシングルのみなので、強気なダンスに裏付けられた現在の魅力はぜひTIFで確認を! *出嶌

 

ステーション♪ 『電車でGo! Go!』 Jolly Roger(2012)

かのセクシー☆オールシスターズを手掛けたジョリー・ロジャーが昨年送り出した鉄道アイドルも初のTIFへ出発進行! 過去3枚のシングルをすべて収めたこの初のアルバムは、コスプレ感に反してノヴェルティー・ソングは少なめ。駅のホームを舞台にした“君への地図”のピュアネスが切なくて良いです。*出嶌

 

多国籍軍 “LOVE QUESTION” SPIRAL MUSIC(2012)

すごいネーミングですが……多様なルーツを持つメンバーが集まったユニット。当初の5人組から、現在は滝口成美(日本)、マリチュウ(日本とフィリピンのハーフ)、大崎きら(日本とタイのハーフ)というアジアン・ビューティーな3人組。こちらのサード・シングルはガガ以降のダンサブル仕様です! *出嶌

 

W∞アンナ “ミライデンワ” White Tree(2011)

グラビアアイドルの川村あんなと中川杏奈が組んだ、お笑いコンビでもあるデュオ。フューチャー・ポップ仕立ての本シングルではカップリングの“X'mas Love”が軽快でシャレてますね。グラビアでは踏み込んだ路線もやっていますが、2年連続出場のTIFはどんな感じになるのでしょう? *出嶌

 

choice? 『First Step Choice』 Ainever(2011)

別掲のSurvive-ZEROやRizumuと同じFinolia Factoryに所属するグループ(現在は5人組)も2年連続のTIF参加。このアルバムは2009年の結成以来のシングルをまとめたベスト的な内容で、どこか清純な品の良さが好ましく響きます。テクノ・ポップの“LAST WORD”とかいい曲が多くて大満足! *出嶌

 

ChocoLe “くちぶえピューピュー” avex(2012)

アイドリング!!!の橋本楓を中心に結成されたトリオ(デビュー後に他2名もアイドリング!!!に加入)ということもあって、もちろんTIFに参戦! このセカンド・シングルではアニソンからK-Popまで幅広く手掛ける伊東大和を起用し、童謡っぽい曲調と〈怪獣ダンス〉で楽しく魅了してくれます。*出嶌

 

でんぱ組.inc 『キラキラチューン/Sabotage』 MEME TOKYO(2012)

この夏の話題ひとりじめ!……でしょ、コレは! AKB48以降の王道アイドル・ポップスに対するメタファーもしくは電脳街からの回答とでもいうべきナンバーと、ヒャダインのアレンジによるビースティ・ボーイズのぶっとびカヴァーによる両A面。3年連続のTIF? 今年も間違いないっしょ! *久保田

 

トーキングブンブン 『バイバイと手を振る私には涙の跡/妄想夏少女ブンブンブン』 b-mode(2012)

その正体は、元祖メガネっ娘アイドルの時東ぁみ。リリースされたばかりのデビュー・シングルでは、意外にもパンチのある歌声と腕っ節の太いバンド・サウンドを聴かせてくれるわけですが、107人のコーラス隊を従えているということで、TIFのステージ(&楽屋)もさぞムンムン! *久保田

 

Dorothy Little Happy 『飛び出せ! サマータイム』 avex trax(2012)

昨年のTIF出演で飛躍のきっかけを掴んだとされる5人が今年も堂々の登場です。この最新シングルは引き続きツキダタダシによる元気者なサマー・チューンで、ちょい哀愁の入ったカップリングの“ナミダよりもずっと速く”が良好! TIFではB♭やParty Rocketsといった姉妹グループも観逃せませんよ。*出嶌

 

nanoCUNE “晴れルヤ!” MAD MAGAZINE/DUKE

ひめキュンフルーツ缶の妹分にあたる、11〜13歳の4人組がTIF出演に先駆けてついに一般流通音源デビューですよ。ALFREDの山下智輝による楽曲はひめキュンと比べてテクノ・ポップ成分が強めで、初期のPerfumeやamUにも近い聴き心地です。リーダーまゆのソロ“For U”も含めて高品質な全3曲! *出嶌

 

NEP She☆Stars “my graduation” 日本橋エンターテイメントプロ(2012)

大阪は日本橋で結成されたファンタ☆ピース(昨年のTIFに出演していました)を前身に、今年2月に改称して心機一転したばかりの大所帯チーム。〈歌って踊って話せるアイドル〉を標榜するだけあって、このシングルも予想以上にノリに逃げない、SPEEDの同名異曲を思わせるカッコ良さですよ! *出嶌