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現代音楽の祭典2016年ライヴ!『ドナウエッシンゲン音楽祭2016』(2枚組SACDハイブリッド)

ドナウエッシンゲン音楽祭


お待たせしました!現代音楽の世界的な祭典、ドナウエッシンゲン音楽祭2016初演ライヴ2枚組!

ドナウエッシンゲン音楽祭はISCM World New Music Daysと並ぶ著名な現代音楽祭で2016年は10月13日から16日までの4日間開催され、オーケストラ、室内楽、マルチ・メディア作品、レクチャーなど多彩なプログラミングで聴衆を楽しませました。このアルバムはその中からオーケストラおよび大規模アンサンブルのための作品を収録したものです。ソーンダーズの「スキン」はジェームス・ジョイスの代表作「ユリシーズ」をテキストとした声楽作品。詩に使われた言葉のイントネーション、声の質が徐々にオーケストラに波及、反映されてゆくアイデアで書かれ、どこか日本の能楽を思わせる繊細な作品。
ガンダーの「13の傷跡を持つ・・・」はパンク・ロックと現代音楽の幸せな(不幸な?)出会いともいうべき作品で、エレキ・ベースやドラムの強烈なビートと不協和音、ノイズが交錯する果てにベートーヴェンの運命が鳴り響きます。
日本でも知る人ぞ知る有名なディロンの「門」は日本の神社の鳥居、特に京都のそれに霊感を得て作曲、非常に洗練された抽象度の高い美しい作品。幾重にも重なるオーケストラの響きの門の先に(おそらくは)本殿を象徴する弦楽四重奏が鎮座する発想と思われ、ディロンの近年の作品の中でも代表作と呼ぶに相応しい傑作。
ハースのトロンボーン協奏曲は、はっきりしたハ短調の主和音で始まる極めてロマンティックな協奏曲。オーロラのように移ろいゆく美しいオーケストラの響きの中でトロンボーンがメランコリックなメロディを悠然と奏します。
このように2016年のドナウエッシンゲン音楽祭は特に傑作、注目作がそろっています。現代音楽ファン必携のセット!
(東武ランドシステム)
【曲目】
[CD 1]
(1)レベッカ・ソーンダーズ(b.1967):《スキン》(2015/16)
~ソプラノと13楽器のための
(2)ベルンハルト・ガンダー(b.1969):《13の傷跡持つ冷たい遺体》(2016)
~21楽器のための
(3)マーティン・スモルカ(b.1959):《誤植の叫び》(2016)
~アンサンブルのための2つの楽章
[CD 2]
(4)ジェームズ・ディロン(b.1950):《門》(2016)
~弦楽四重奏と管弦楽のための
(5)フランク・ベドロシアン(b.1971):《ツィスト(ねじれ)》(2016)
~管弦楽とエレクトロニクスのための
(6)マーティン・ヤギー(b.1978):《カラル》(2016)
(7)ゲオルク・フリードリヒ・ハース(b.1953):トロンボーン協奏曲(2015/16)
※全作品世界初演

【演奏】
(1)ジュリエット・フレイザー(ソプラノ)
(1)(2)ティトゥス・エンゲル(指揮)、クラングフォルム・ウィーン
(2)スティームボート・スイス
(3)アンサンブル・ルシェルシェ
(4)アルディッティ四重奏団
(4)(6)ピエール=アンドレ・ヴァラド(指揮)、SWR響
(5)(7)アレホ・ペレス(指揮)、SWR響
(5)IRCAM/ロビン・メイヤー(コンピュータ・ミュージック・デザイナー)
(7)マイク・スヴォボダ(Trb)

【録音】
2016年10月14-16日ドナウエッシンゲン音楽祭ライヴ
SACD1) [26:02][23:24][25:02]
SACD2) [32:33][10:18][13:06][18:35]

カテゴリ : ニューリリース | タグ : 高音質(クラシック) SACDハイブリッド(クラシック)

掲載: 2017年11月27日 00:00