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Speakers Corner Recordsの高音質LP~セル、ロストロポーヴィチ&オーマンディ

スピーカーズコーナーのLP

「ハイファイ愛好家にとって再リリースに相応しいレコードはジャンルを問わず復刻する」という姿勢のもと、Decca、PHILIPS、EMI、Mercury、RCA Victor、Columbia等の高音質LPを数百タイトル、リリースしているドイツSpeakers Corner Recordsの新規取り扱い2タイトルをご紹介いたします。
(タワーレコード)

リヒャルト・シュトラウス:《家庭交響曲》Op.53
ジョージ・セル指揮クリーヴランド管弦楽団

リヒャルト・シュトラウスは自身の歴史的重要性を確信していました。第二次世界大戦末期、ガルミッシュ・パルテンキルヒェンの別荘のドアをノックしたアメリカ兵に「《ばらの騎士》の作曲家です」と自己紹介したほどです。既に40年以上も前から、シュトラウスは自分自身をナポレオンやアレクサンダー大王と同様の重要人物と考えており、自身を題材としたシンフォニーを書いてはいけない理由は無いとして、自伝的な交響詩《英雄の生涯》作品40を自己弁護していました。《家庭交響曲》作品53は、居間や食卓、寝室での家庭生活を音楽により賛美したもので、シュトラウスはそれを印象的な叙情的な音色で表現しています。ジョージ・セルとクリーヴランド管弦楽団の演奏は、幸せな家族の生活、父と母と息子の調和のとれた関係を描き出しています。シュトラウスと《家庭交響曲》をより詳しく見てみると、聴き慣れた後期ロマン派の音楽語法に加えて、彼独自のスタイルの明確な反映を認めることができるでしょう。広い音程、大胆で生き生きとしたテーマの扱い、驚くべき調性の変化、そして何よりも溢れんばかりの美しいメロディーは、紛れもなくこの爽快な音楽の特徴であり、作曲者の巨大な自我が反映されています。

このLPは、マスターテープからカッティングヘッドまで、純粋なアナログコンポーネントのみを使用してリマスターされています。
(メーカーサイトのインフォより抄訳)

録音:1964年1月10日、クリーヴランド、セヴァランス・ホール
制作:ポール・マイヤーズ

ショスタコーヴィチ:チェロ協奏曲第1番 変ホ長調 Op.107、交響曲第1番 ヘ短調 op.10
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(チェロ)
ユージン・オーマンディ指揮フィラデルフィア管弦楽団

「それぞれの始まりには魔法が宿る」(ヘルマン・ヘッセ)ということは、世界初演がほとんどない今日では忘れ去られてしまったかもしれません。しかし、この特別な「魔法」は、1959年11月の世界初録音であるこのショスタコーヴィチのチェロ協奏曲第1番の演奏にも残っています。ショスタコーヴィチはこの作品を友人のムスティスラフ・ロストロポーヴィチに捧げましたが、彼はコンサートが開催される前のわずか4日間でこの名人芸的なソロパートを暗記しました。チェリストは冒頭からこの作品に果敢に取り組み、ブルレスクなスタッカートを渦巻くように演奏しています。楽章のタイトルである "エスプレッシヴォ"にふさわしく、ソリストは美しい音色を駆使してメロディーに生命力を吹き込みます。フィナーレは強靭な抑揚を持ちますが、ソリストは洗練性だけでなく重音ハーモニクスなどの特殊奏法もこなしながら、リズムの乱れのない安定感でそれに応えています。

この録音が紛れもなくリファレンスであることは、聴きごたえ十分の交響曲第1番とのカップリングによって強化されます。ショスタコーヴィチは30年以上前にレニングラード音楽院の卒業制作としてこの作品を作曲しています。

このLPは、マスターテープからカッティングヘッドに至るまで、純粋なアナログコンポーネントのみでリマスターされています。
(メーカーサイトのインフォより抄訳)

録音:1959年11月、フィラデルフィアのブロードウッド・ホテルにて、スタン・トンケルによる録音
制作:トーマス・フロス

カテゴリ : ニューリリース | タグ : 高音質(クラシック) クラシックLP

掲載: 2020年06月10日 00:00