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戦前ベルリン・フィルで活躍した名ヴァイオリニスト『シモン・ゴールドベルク名演奏集』(10枚組)

 シモン・ゴールドベルク

ポーランド出身の名ヴァイオリニストで、晩年は日本で活動したシモン・ゴールドベルク(1909~1993)の1932~58年の商業録音が10枚に収められています。彼は名教師カール・フレッシュ門下の逸材で、フルトヴェングラーの招きで若くしてベルリン・フィルのコンサートマスターを務めましたが、ナチス政権の成立によりユダヤ人だった彼は1934年にドイツを離れます。

その後はピアニストのリリー・クラウスとの二重奏で世界ツアーを行い、1936年には初来日しましたが、その後ツアー先のジャワ島で日本軍の捕虜となるなど波乱万丈の前半生を送りました。戦後すぐに演奏活動に復帰し、アメリカ国籍を取得。1955年にはアムステルダムにオランダ室内管弦楽団を組織して、ソロに、指揮に活躍しました。後年は教育活動にも熱心に取り組み、ピアニストの山根美代子と再婚してからは日本を拠点として活動をおこないました。

このBOXには彼のキャリア初期のベルリン・フィル・コンサートマスター時代のSP録音、ドイツを離れた後のリリー・クラウスやアルチュール・バルサムとの有名な二重奏、バッハ、ハイドン、モーツァルトのヴァイオリン協奏曲、アメリカでのフェスゥティヴァル四重奏団のメンバーとしての演奏、1955年に自ら結成したオランダ室内管弦楽団を指揮したものも含まれ、彼の多彩な活動を知る上で非常に行き届いた内容となっています。
(タワーレコード 商品本部 板倉重雄)

【曲目】
[Disc. 1]
モーツァルト:ヴァイオリンソナタ
第24番ハ長調K.296
第33番ヘ長調K.377
第34番変ロ長調K.378
第35番ト長調K.379
リリー・クラウス(pf)
1934年、1938年録音

[Disc. 2]
モーツァルト:ヴァイオリンソナタ
第36番変ホ長調K.380
第41番変ホ長調K.481
リリー・クラウス(pf)
1936年、1937年録音

[Disc. 3]
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲
第3番ト長調K.216
第4番ニ長調K.218
ヴァルター・ジュスキント指揮
フィルハーモニア管弦楽団
1951年録音

[Disc. 4]
ブラームス:ヴァイオリンソナタ全曲
アルトゥール・バルサム(pf)
1953年録音

[Disc. 5]
ベートーヴェン:ヴァイオリンソナタ第5番「春」、第10番
リリー・クラウス(pf)
1936年、1937年録音

[Disc. 6]
ベートーヴェン:ヴァイオリンソナタ第9番「クロイツェル」
リリー・クラウス(pf)
1936年録音

ヒンデミット:弦楽三重奏曲第2番
パウル・ヒンデミット(Vla)
エマヌエル・フォイアマン(Vc)
1934年録音

[Disc. 7]
ブラームス:ピアノ四重奏曲第1番Op.25
ウィリアム・プリムローズ(Vla)
ニコライ・グラウダン(Vc)
ヴィクトル・バビン(pf)
1958年録音

ミヨー:春のコンチェルティーノ
ダリウス・ミヨー指揮
コンセール・ラムルー管弦楽団ソロイスツ
1958年録音

ドヴォルザーク(クライスラー編):スラヴ舞曲Op.72-2
アールパード・シャンドール(pf)
1932年録音

[Disc. 8]
J.S.バッハ:ヴァイオリン協奏曲第2番ホ長調BWV.1042
ハイドン:ヴァイオリン協奏曲ハ長調Hob.VIIa:1
ヴァルター・ジュスキント指揮
フィルハーモニア管弦楽団
1947年、1948年録音

ハイドン:ピアノ三重奏曲嬰ヘ短調Hob.XV:26
リリー・クラウス(pf)
アンソニー・ピーニ(Vc)
1939年録音

[Disc. 9]
J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲第1番~第3番
シモン・ゴールドベルク(Vln、指揮)
オランダ室内管弦楽団
1958年録音

J.S.バッハ:ヴァイオリン協奏曲第1番BWV.1041
ヴァルター・ジュスキント指揮
フィルハーモニア管弦楽団
1951年録音

[Disc. 10]
J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲第4番~第6番
シモン・ゴールドベルク(Vln、Vla、指揮)
オランダ室内管弦楽団
1958年録音

ヘンデル:ヴァイオリンソナタ第7番ニ長調Op.1-13, HWV.371
ジェラルド・ムーア(pf)
1947年録音

カテゴリ : ニューリリース | タグ : ボックスセット(クラシック)

掲載: 2021年03月23日 12:00