Andy Shauf（アンディー・シャウフ）｜カナダの天才的シンガーソングライターがニュー・アルバム『Norm』をANTIよりリリース！

カナダの天才的シンガーソングライターのAndy Shaufがニュー・アルバム『Norm』をアンタイ・レーベル(ANTI)よりリリース！

2020年の『The Neon Skyline』で「才能あるストーリーテラー」(NPR Music)と称賛されたShaufは、カラフルなキャラクター、細かいディテール、豊かな感情の深さに満ちた短編小説のように展開するアルバムを書いている。

しかし、Shaufは『Norm』で、これまで賞賛されてきたスタイルを巧みに解体、再構築し、複雑な層と視点で曲作りを高め、新たな方向性を見出すことに挑戦している。ジャズの香りが漂うロマンティックなバラード集という体裁をとりながら、不吉な状況や暗い動機をほのめかす、より斜に構えたストーリーテリングとなっている。Shaufは『The Neon Skyline』を中心にツアーを行う予定だったが、パンデミックもあり、代わりに多くの時間を一人で過ごした。ガレージのスタジオに閉じこもり、ギター、ピアノ、シンセを中心に書かれたオーソドックスな曲のコレクションである『Norm』のセルフ・プロデュースとすべての楽器の演奏を自ら行っている。

それは、彼が求めるより広々とした触感のサウンドを作り出すのに不可欠なものだった。Shaufの目標は単純で、コードではなくメロディーを主体としたものを作り、それを現代的にすることだった。アルバムのミックスには、ジャンルと時代を超越したトラックを生み出す天才、Neal Pogue(Tyler, the Creator、Janelle Monae、Outkast)を起用し、優しく浮遊するシンセサイザーの雰囲気をさらに高めている。

この時期、ShaufはDavid Lynchの『マルホランド・ドライブ』に魅了され、視点を混ぜ合わせ、影のある物語に手を加えるというShaufの本能を立証したかのように思えた。彼は、アルバムのオリジナルの歌詞をすべて書き直し、ストーリーを再現し、Nicolas Olsonをストーリーエディターとして起用した。Shaufが「Norm」というキャラクターを中心に物語を構築しようと決めたのは、タイトル曲を書いた後だった。「Normというキャラクターは、とてもいい形で紹介されている」と、Shaufはアルバムの中心となる曲の前にある心地よい曲について語る。「ですが、このレコードを注意深く聴けば聴くほど、それが不吉なものであることに気づくはずだ。」

アルバムのリード・シングルであり、オープニング・トラックでもある「Wasted On You」は、ドリーミーなテクスチャーを持つ軽快なイントロとなっている。一聴するとラブ・ソングだが、Shaufは死とその跡に残されたものをテーマとする。「What happens when they die?(彼らが死んだらどうなるの?)」 とShaufは問いかけ、物語は始まる。その問いは続き、最後には、「Was all my love wasted on you? / 僕の愛は無駄だったのか?」 と問いかける。繊細なパーカッション、優しいギター、そしてシンセサイザーが、曲を終わりまでエスコートする。V Haddadが監督し、Shaufが脚本を手がけたビデオでは、Lauren Servideoが演じる神とイエスが戯れるように描かれており、Shaufの音楽における二面性を再び提示している。

『The Party』でインディー界の注目を集め、Polaris Music Prizeにノミネートされた後、『Jimmy Kimmel Live!』や『CBS This Morning』に出演。『The Neon Skyline』ではPitchfork、ESQUIRE、NPR Music、Stereogum、The Atlanticなどから賞賛を受け、3作目にしてこれまでの領域を離れ、全く異なる方法でソングライターとして成長することに挑戦している。『Norm』で、Shaufはコンセプト・アルバムのアイデアを再現し、信仰と運命論について作り上げた。しかし、彼は道徳を説く必要がないことに気づいた。そしてその仕事をリスナーに課したのだ。

輸入盤CD

輸入盤LP

■収録曲
1.Wasted On You
2.Catch Your Eye
3.Telephone
4.You Didn't See
5.Paradise Cinema
6.Norm
7.Halloween Store
8.Sunset
9.Daylight Dreaming
10.Long Throw
11.Don't Let It Get To You
12.All Of My Love

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