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【第4回】――Tomato n' Pine

現在最強のヒットメイカー集団、agehasprings

連載
ZOKKON -candy floss pop suite-
公開
2011/12/07   00:00
更新
2011/12/07   00:00
ソース
bounce338号(2011年11月25日発行号)
テキスト
文/出嶌孝次

 

〈闘わないアイドル〉という希有なアプローチをTomato n' Pineがなぜ取ることができたのか? それは、ひとえに揺るぎない楽曲のクォリティーがあるからに他なりません。ニュー・シングルも〈おや?〉というリフで始まる表題曲や直球フィリーが楽しい“ワナダンス!”など引き出しが多いんですね。そんなサウンドを支えるのは、玉井健二が率いる気鋭のクリエイター軍団、agehaspringsです。玉井の仕事だけでも元気ロケッツがデカいですし、flumpoolやYUKIソロのブレーンとしてもよく知られていますね。が、軍団には他にもSuperflyなどでお馴染みの蔦谷好位置をはじめ、Q;indiviの田中ユウスケなど、名前の立った裏方たちがズラリ。トマパイ絡みだと“旅立ちトランスファー”や“なないろ☆ナミダ”などをアレンジした釣俊輔は、注目新人のfumikaやCNBLUEなどを手掛けている御仁で、注目であります。あと、トマパイのらしさを構築するのに欠かせないのが、ちょいと気の利いた言い回しが要所に挿し込まれた、Jane Suの詞世界。“ためいき、オカリナ、ほら猫が笑う。”はもちろんですが、最近の“FAB(Free As a Bird)”も〈ん?〉って感じで最高ですたね。

 

▼関連盤を紹介。

左から、元気ロケッツの2011年作『GENKI ROCKETS II -No border between us-』(ソニー)、flumpoolの2011年のシングル“証”(A-Sketch)、YUKIの2011年作『megaphonic』(エピック)、Superflyの2011年作『Mind Travel』(ワーナー)、fumikaの2011年のシングル“たいせつな光”(ARIOLA JAPAN)

 

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