フランソワ・ルルー~R.シュトラウス:作品集
現代オーボエ奏者として一番人気を持つフランソワ・ルルーの、待望のR.シュトラウスの録音です。先にバイエルン放送SOに入団したシュテファン・シーリは、2009年にこの曲を録音(OC737)しましたが、既に来日など世界中で演奏してきたルルーにとって初録音となります。彼は最も新しい感覚を持ったオーボエ奏者ですが、ここではハーディングのバックにも助けられ、最も現代的なR.シュトラウスが演奏されるに違いありません。また、「13管楽器のための組曲」は初期の作品ですが、ロマン派独特の甘美なメロディや厚いハーモニーを多用しつつも、モーツァルトのような古典的形式の各楽器の特性を活かした見事なオーケストレーションも見事な作品です。ルルーの仲間たちで結成された才能にあふれた管楽アンサンブル「アンサンブル・パリ=バスティーユ」は、バイエルン放送、パリ・オペラ座、フランス国立、フランス放送フィルの若手メンバーを中心として、こちらも素晴らしい演奏が期待できるでしょう。