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安藤モモ子初監督、友情以上恋愛未満の微妙な関係を描くガールズ・ムービー

カケラ

満たされない恋愛をしている女子大生が、メディカルアーティストの女の子と出会い、友情以上恋愛未満の微妙な関係になる過程を描くオフビートなガールズ・ムービー。「すてきだなと思う人とすれ違うことってない?」って言葉が印象的で、こんなに素直に“すてきだな”と思う人に出会えればどんなに素敵なことだろうか。

<特典映像(予定)>
予告編
メイキング
初日舞台挨拶
おまけインタビュー

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「愛のむきだし」は安藤モモ子の妹、安藤サクラと満島ひかりが共演!

 

<キャスト>
満島 ひかり
中村 映里子
永岡 佑 
光石 研 
根岸 季衣 
志茂田 景樹 
津川 雅彦
かたせ 梨乃

<スタッフ>
監督・脚本:安藤モモ子
原作:桜沢エリカ
音楽:ジェームス・イハ(ex-スマッシング・パンプキンズ)
プロデューサー:桃山さくら 渡邉啓子
アソシエイトプロデューサー:橋口一成 
撮影:石井浩一
照明:櫻井雅章 
録音:横野一氏工
美術・装飾:嵩村裕司 
編集:増永純一 
監督補:川原圭敬 
スタイリスト:野原英則(Baby Mix)

 

<ストーリー>
夢や目標があるわけでもなく、なんとなく毎日を過ごす大学生のハル。ボーイフレンドの了太とは心が通うことはなく、いつも何かが欠けているような気がしていた。そんなとき、ハルはカフェで見知らぬ女の子に声をかけられる。「すてきだなと思う人とすれ違うことってない?」。彼女の名前はリコ。「気が向いたら電話してね」と電話番号を渡されたハルは、しばし呆然とするも、彼女のことが気になるのだった。リコの職業はメディカルアーティスト。病気や事故で身体の一部をなくした人たちの精巧なパーツを作っている。ハルから電話がかかってきて大喜びのリコは、仕事を切り上げてハルをデートに連れ出す。ハルは恐る恐る聞いてみた。「ホントに女の子が好きなの?」「私はハルちゃんだから好きなんだよ。男も女もヒトでしょ。男だ、女だって思うから苦しくなるの」。不意に吸い込まれるようにキスされてドキドキのハル。「友愛を誓うキスだよ」とリコ。リコとの時間に安らぎを感じる一方、了太との関係にますます疑問を感じるようになるハル。もうひとりの彼女と別れるというくせに、ふたりが仲良くマンションに入っていくのを見てしまったのだ。動揺したハルは、気づいたらリコのもとへ向かっていた。リコがメディカルアートという職を選んだのは、欠けているところを補いたいからだという。リコはしっかりと自分の足で立っている。それにひきかえハルは、自分のしたいことがわからない。ただはっきりしているのは、誰かに愛されたいということだけ。ふたりの2度目のキスは、友愛のキスじゃなかった。ハルは自分との関係をはっきりさせようと了太の部屋に行くものの、つい惰性で了太と寝てしまう。どうしたらいいのか、どうしたいのかもわからなくなっていくハル。そんなふうに了太とズルズル関係を続けるハルに苛立ったリコは「甘えてるだけだよ。弱すぎるよ!」と言い放つ。カッとなったハルも「男と恋愛したことないくせに!」と言い返し、大げんかになってしまう。ハルにキツイことを言ってしまったリコは、落ち込み気味でレズビアンのサロンにいた。そこでリコがパーツを作っている患者の女性、陶子に出会う。彼女もどうしようもない孤独を抱えていたのだ。やがて自分のカラダの一部を作ってくれたリコに、陶子は特別な感情を抱き始める。こんがらがった気持ちをどうすることもできないハルは、了太に「会ってセックスするだけ。恋人って何? つき合うって何?」とぶちまける。こんな男と別れてやる、と思いつつ、でもやっぱり断ち切れない。このままじゃだめだ。ハルはひとり夜のプールに忍び込み、深呼吸して飛び込む。仲直りをしたハルとリコ。ハルは了太にきっぱりと「好きな人できたから」と言ってやった。でもまだリコのこと「愛してる」とは言えない。近づいては遠のき、微妙に揺れ動くハルとリコの関係。私はいったいどこへ向かっているの?

カテゴリ : ニューリリース | タグ : 映画

掲載: 2010年09月27日 00:00

更新: 2011年01月20日 18:25