浮ヶ谷孝夫、A.フランシス~クシェネク:交響曲全集がボックスセットでCD化
掲載: 2012年03月23日 12:14
更新: 2012年03月23日 12:30

フランツ・シュレーカー(1900~1991)に師事し、ドイツの歌劇場で指揮者として活躍中に、1922年、マーラーの次女であるアンナ・マーラーと出会い、1年ほどではありますが、結婚生活を送ったクシェネク。その時には義父となったマーラーの「交響曲第10番」の一部を校正、改訂したことでも知られています。本人がチェコの血を引いていたため、ナチス政権下では「頽廃音楽」のレッテルを貼られ、演奏が禁止されてしまった彼の作品も、最近ようやく復興の兆しを見せてきました。ほぼ20年前からクシェネクの交響曲録音に取り組んできたcpoレーベルですが、「紛失した」とされていた交響曲第4番のスコアが最近発見されたことで、ようやく全集が完結。ここにリリースできることにまりました。第4番は、ミトロプーロスの依頼で作曲された作品で、ここでのA.フランシスによる演奏が世界初録音となるものです。本音を言えば、全ての曲を浮ヶ谷氏の指揮で聴きたいところではありますが、それはそれ。不当に忘れられたこの作曲家の全貌に近づくために、このリリースはファンにとってまたとない贈り物になることでしょう。
『新しき時代のシリーズ ~ エルンスト・クシェネク:交響曲全集』
【曲目】
CD1 交響曲 第1番&第5番[9993592]
CD2 交響曲 第2番[9992552]
CD3 交響曲 第3番&ポプリ Op.54[9992362]
CD4 交響曲 第4番 Op.113&合奏協奏曲 第2番 Op.25[7772102]
【演奏】
ハノーファー北ドイツ放送フィル
浮ヶ谷孝夫(指揮)…CD1-3
アラン・フランシス(指揮)…CD4
カテゴリ : ニューリリース