<シネフィル・イマジカレーベル>第1弾!フォルカー・シュレンドルフ監督作『ブリキの太鼓』初ブルーレイ化
映画史において最重要な作品を、充実した仕様の形で、初ブルーレイ化として発売していくことをコンセプトにして<シネフィル・イマジカ・レーベル>が立ち上がりました。
注目の第1弾は、フォルカー・シュレンドルフ監督作『ブリキの太鼓』と、ルイ・マル監督作『死刑台のエレベーター』の2作品。
『ブリキの太鼓』(原題“DIE BLECHTROMMEL”) 1979年西ドイツ、フランス合作映画。 1927年から1945年のポーランド北部の町ダンチヒ(現在のグダニスク)を舞台に、3歳で自分の意思で成長を止め、不思議な能力をもつ少年オスカルを主人公に、独特の個性を持った彼の家族をはじめとした人間たちが繰り広げる強烈なビジュアル・イメージの世界。同じく鮮烈な音響設計がなされた、その音楽は巨匠モーリス・ジャールが、太鼓をはじめとした打楽器を多用した不思議な世界を構築。こちらのサントラ・リリースも待たれるところです。本作で、センセーショナルに認知されたドイツの名匠フォルカー・シュレンドルフ。それまでの『カタリーナ・ブルームの失われた名誉』や『秋のドイツ』なども、熱狂的な支持を得ている。脚本には、ヨーロッパの鬼才監督の問題作には、必ずといってもいいほど、彼の参加があるといっても過言ではない作家、ジャン=クロード・カリエールが参加している。
オリジナルの142分ヴァージョンが記憶に焼きついているファンも注目。今回の本作は、公開当時諸事情でカットされた 20分強が補完された164分版。新たなる感動となることは必至。