レイチェル・ポッジャーによる“マスタークラス”の映像がDVD化
掲載: 2012年11月02日 10:54
更新: 2012年11月02日 11:30

バロック・ヴァイオリンの女神、あのレイチェル・ポッジャーが、バッハの無伴奏作品を
“言葉”と“実演”で熱く語りかけるマスタークラス!
バロック・ヴァイオリンの最高峰であるレイチェル・ポッジャーが、自身が最も得意とし、高い評価を得ているJ.S.バッハの無伴奏作品を熱く語り、そして実演を交えながらの非常に内容の濃いマスタークラス映像。
ポッジャーは勢力的な演奏活動を続ける一方で、世界有数の音楽学校の一つである王立音楽アカデミーの教授を務めており後進の育成にも積極的に取り組んでおります。この映像作品は、ポッジャー・ファンはもちろんのことヴァイオリンやチェロを学ぶ者ばかりではなく、バッハ音楽の愛好家にもおすすめの非常に興味深い内容です。
<実演を交えながらの講義>
ポッジャーはオリジナル楽器のエキスパートですが、このマスタークラスではモダン、バロックの両楽器、両弓、しかも調弦のHzやボーイングも様々な生徒を相手にそれぞれ非常に的確な指示を出しております。指導法はポッジャーの人柄が反映され、非常に明るく、体全身で音楽を伝えるのが印象的です。生徒の演奏を褒め、そしてそれぞれの個性を重んじつつ、バッハの音楽を理解させる姿をみると指導者としての力量も相当なものだということがわかります。無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番のサラバンドのレクチャーでは楽曲全体の雰囲気を説明した後に和音を分解し単音で弾かせることで、一音一音の重要性を認識させます。重音で弾いた際の和音の理解を深めているのがわかります。指導を受けた後の生徒の演奏を聴くと香り高く魂が込められているが聴いてとれます。また、シャコンヌのレクチャーの際にはポッジャーがヴァイオリンで通奏低音を弾き、生徒に寄り添うように指導している姿は印象的です。そして、オリジナル楽器で弾く生徒のレクチャーでは楽器の特性を説明し、言葉とジェスチャーで生徒に伝えます。すると、見る見るうちに無駄な力が抜け、音楽が生き生きとしてくるのがわかります。
<オリジナル楽器について語るポッジャー>
オリジナル楽器の演奏法について語るチャプターでは使用するガット弦や、バロック・ボウの持ち方、ヴァイオリンの構え方など、実際に楽器を持ちながら説明します。ポッジャーの演奏スタイルを知ることができ、また音楽を弾く喜びが伝わる内容です。
<チェロ組曲のマスタークラス>
バッハの音楽に造詣の深いポッジャーがなんとバロック・チェロもレクチャーしております。チェロの実演はさすがにありませんが、譜読みをしたあとにやはり体で演奏を表現し、演奏する際の呼吸や間合いの取り方を教えております。実際に楽器を弾くことがなくても生徒に意図が充分に伝わるポッジャーのレクチャーには脱帽です。
NTSC/16:9/音声: ステレオ/リージョン: All/2hrs39mins/言語: 英語
『レイチェル・ポッジャー/マスタークラス』
【曲目】
J.S.バッハ:
・無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番 ニ短調 BWV1004よりサラバンド、ジーグ
生徒:コリン・スコビー(モダン・ヴァイオリン)
・無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番 ニ短調 BWV1004よりシャコンヌ
生徒:ヴィオレータ・バレーナ(モダン・ヴァイオリン)
・無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番 ホ長調 BWV1006よりプレリュード、ルール、ロンド風ガヴォット
生徒:ジョージ・クリフォード (バロック・ヴァイオリン)
・無伴奏チェロ組曲第3番 ハ長調 BWV1009よりブーレーI、ブーレーII、ジーグ
生徒:ヘッティ・プライス (バロック・チェロ)
・無伴奏チェロ組曲第5番 ハ短調 BWV1011よりプレリュード
生徒:ウラディーミル・ウォルサム (バロック・チェロ)
【録音】
Three Choirs Festival 2012、ヘレフォード 2012年7月
カテゴリ : ニューリリース