イッサーリスの注目盤!「In the Shadow of War(戦争の影で)」
掲載: 2013年01月10日 13:14
更新: 2013年01月10日 14:00

第1次世界大戦の苦悩から生まれたチェロ協奏曲集をイッサーリスが力演
スティーヴン・イッサーリスBIS第3弾は協奏作品集。SACDハイブリッド盤。
作曲年代は異なりますが、いずれも第1次世界大戦を背景にしています。ブロッホの名作「シェロモ」は賢人ソロモン王を描いているものの、まさに第1次世界大戦中に作曲され、旧約聖書中伝道の書における果てしない絶望を表したともいわれます。
イギリス近代作曲家ブリッジの「オーレイション」は1930年の作ながら第1次世界大戦の犠牲者への祈りとなっている暗く深い作品。イッサーリスとしては再録で、表現力の深みをさらに増しています。
現役の大ピアニストでもあるハフの「孤独の荒野」はハーバート・リードの1919年出版の詩から題材を得た作品。およそ90年を経ながらも、第1次世界大戦への苦悩がまざまざと響いてきます。
共演は、ヒュー・ウルフ&ベルリン・ドイツ響とタカーチ=ナジ&タピオラ・シンフォニエッタ。60歳を迎えたウルフは、協奏曲作品の録音も多い名匠。タカーチ=ナジとイッサーリスは既に、BISレーベルに共演した録音がありますが、『作曲家スティーヴン・ハフ』というアルバムや、最近ではアルゲリッチと共演した『ヴェルビエ・フェスティヴァル』の映像が話題となっています。
『戦争の影で』
【曲目】
(1)ブロッホ: ヘブライ狂詩曲「シェロモ」(1916)
(2)ブリッジ: 悲歌的協奏曲「オーレイション」(1930)
(3)スティーヴン・ハフ: 孤独の荒野 (2005)
【演奏】
スティーヴン・イッサーリス(Vc)、
ヒュー・ウルフ(指)ベルリン・ドイツ響(1)(2)、
ガーボル・タカーチ=ナジ(指)タピオラ・シンフォニエッタ(3)
【録音】
2012年1月 イエス・キリスト教会(ベルリン)
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