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タワーレコード・オリジナル企画盤 EMI×TOWER RECORDS「エクセレント・コレクション」、注目の第3弾が登場!

                       EMI×TOWER RECORDS 「エクセレント・コレクション」第3弾
EMI×TOWER RECORDS「エクセレント・コレクション」ジャケット写真

株式会社 EMIミュージック・ジャパンのご協力による「エクセレント・コレクション」に、昨年5月発売に続く待望の第3弾が登場!今回はタイトル数を増やし、全10タイトルを発売します

株式会社 EMIミュージック・ジャパンのご協力による「エクセレント・コレクション」に、昨年5月発売に続く待望の第3弾が登場!今回はタイトル数を増やし、全10タイトルを発売します。
世界初CD化や日本初発売を複数含み、初発売以来の再発売となるものや待望のリリースを多く含む貴重盤を揃え、発売に際しては音質面も考慮。EMI本国にあるオリジナルのアナログ・マスター・テープを本国で高品位デジタル化し、更に今年2013年に日本で新規でリマスタリングを行いました(*)。
ホーレンシュタインの「悲愴」はEMIにステレオ録音では2種しかない正規録音のうちのひとつ。この貴重な録音はこれまでEMIレーベルとしてはCD化されていませんでしたが今回初めてEMIロゴを付けての発売となります。クリュイタンスの「交響曲へのお誘い」は知る人ぞ知る珍盤としても名高いですが、数少ないVPOとの録音ということでも有名なステレオ盤。当時の斬新な企画が今に蘇ります。続くコーガンのブラームスは最近再発されたモノーラル盤ではなく、ベストな演奏と名高いコンドラシンとの名盤をチョイス。同時期録音のラロも併録し2枚分を1枚に収録しました。
世界初CD化となるシャフランのEMI唯一のスタジオ録音は正に幻の録音。今年生誕90年を迎える彼の録音はライヴが多いため貴重です。そして同じく世界初CD化となる数少ないプレヴィンの室内楽録音は、およそクラシックらしくないジャケと合わせてユニークな作品。またフェラス全盛期である1962年録音のドビュッシー他は、この早世のヴァイオリニストが世界を魅了した理由がわかる名演奏。今回、初出時のオリジナル・カップリングで再現しました。2011年に惜しくも亡くなったスークによるこのバッハも永遠の名盤です。全曲盤として再発が途絶えていましたが、定盤として発売いたします。
器楽曲では昨今再評価が著しいアニー・フィッシャーの2点を取り上げます。活動初期はEMIでスタジオ録音を行っていたものの、その後の録音はごく限られたものになってしまいました。ですがその残された音源はどれも珠玉のものばかり。昨年のモーツァルトの協奏曲に続き、ベートーヴェンとシューマンのピアノ作品を発売します。ベートーヴェンでは特に音質の改善が顕著ですので、演奏においてもこれまで以上の発見があると思います。
最後に日本が誇る伊福部昭の新旧2枚を収録した盤は、山田一雄の指揮と合わせて今回の白眉となる作品。多くの初演も行った山田一雄の指揮によって初めて達成された伊福部ワールドの極地です。初期の2作はステレオ録音の最初期ながらも、永きにわたってこの曲の基準盤として君臨してきましたが、今回のリマスターにより更に鮮やかに曲が蘇ります。「サロメ」は伊福部の管弦楽作品では最大規模を誇る逸品。1987年初発売以来の待望の再発です。

*スークのバッハは除く。スークは本国の既存マスターを使用。また国内原盤の伊福部のアナログ音源は同様の処置をし、デジタル録音の「サロメ」はデジタルマスターを新規でリマスタリング。

 チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」、ヴァイオリン協奏曲/ヤッシャ・ホーレンシュタイン、レオニード・コーガン、アンドレ・ヴァンデルノート

一切の夾雑物を排した鮮烈な《悲愴》。ステレオ録音では2種しかないEMIとの貴重な正規録音
名匠ホーレンシュタインがEMIに残した稀少な録音の一つ。現代音楽の大家としても名を馳せたホーレンシュタインの、不必要な媚や誇張を徹底的に排した後に浮かび上がる鮮烈な《悲愴》です。一方のヴァイオリン協奏曲はこの曲を大の得意とし、繰り返し録音も残したコーガンの1956年の録音。全盛期の記録だけに、持ち前の切れのある技巧と表現力が冴えに冴えています。
この「悲愴」はEMIにステレオ録音では2種しかない正規録音のうちのひとつ。この貴重な録音はこれまでEMIレーベルとしてはCD化されていませんでしたが(過去に輸入盤でライセンスを受けた廉価レーベルでの発売あり)、今回初めてEMIロゴを付けての発売となります。演奏はスケールが大きく、まさに横綱相撲といった感。堂々としたフォルムに繊細なまでの効果も計算された、巨匠の音楽です。コーガンのチャイコフスキーは説明不要の名演。最近リリースされた市販盤(\999のシリーズ)では発売されていない1956年のモノーラル盤(3種あるうちの2番目)で、ヴァンデルノートとの共演でも話題となった演奏です。
※EMIレーベルでは初CD化(悲愴)
※モノーラル録音(2)
※ オリジナル・ジャケット・デザイン使用(ブックレット中にも採用)
※ 2013年最新リマスター(英EMIでオリジナル・アナログ・マスターより最新デジタル化し、日本で2013年にリマスタリング)
※ 解説:近藤憲一氏

 


【収録曲】
1.チャイコフスキー:交響曲第6番 ロ短調 作品74《悲愴》
2.チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品35
【演奏】
レオニード・コーガン(ヴァイオリン)(2)
ロンドン交響楽団
ヤッシャ・ホーレンシュタイン(指揮)
【録音】
1967年5月17&18日 ロンドン(1)、1956年6月(2) モノーラル録音

 

 交響曲へのお誘い(ベートーヴェン:「運命」第1楽章 他 全9曲)、リスト:前奏曲/クリュイタンス、ウィーン・フィル、ベルリン・フィル

知る人ぞ知る名盤。大半の曲がクリュイタンス唯一の音源。VPOとのステレオ録音
深い信頼関係にありながらレコーディングの少なかったクリュイタンスとウィーン・フィル。その名コンビによって名交響曲の聴き所が集められた、知る人ぞ知る名盤です。ベートーヴェン以外は、クリュイタンスが他に録音していない作品というところも注目点。フランス音楽以外での、クリュイタンスの洗練が味わえる逸品ぞろいです。ベルリン・フィルとのリストも含め、貴重な巨匠の遺産です。
クリュイタンスとウィーン・フィルは結局この盤を含む3枚分しか正規録音を残しませんでした(スタジオ録音はR.シュトラウス:交響詩「ドン・ファン」、「火の欠乏」~愛の場面、スメタナ:モルダウ、ボヘミアの森と草原から(以上mono)、そしてこのアルバムとフンパーディンクの「ヘンゼルとグレーテル」(1963年)のみ)。1956年のウィーン・フィルの初のアメリカ演奏旅行から始まる両者の共演は意外と少なく(両者のライヴ共演は1958年1月で終了)、その意味でもステレオで残したこれらの演奏はどれもが貴重です。
作品として全曲オリジナルという、企画としては驚くべきもので現代のコンピの先駆けとも言えますが、当時の潤沢な市場が背景にあるのでしょうか、現代では逆に有り得ない企画性が稀少価値を増大させます。尚、以前輸入盤2枚組で復刻された際には5曲目が省かれていましたが、今回の再発売では初出時の曲目で収録をし、さらに末尾にBPOとのリストも併録しました。

※ ステレオ録音
※ オリジナル・ジャケット・デザイン使用
※ 2013年最新リマスター(英EMIでオリジナル・アナログ・マスターより最新デジタル化し、日本で2013年にリマスタリング)
※ 解説:松沢憲氏


【収録曲】
1.ベートーヴェン:交響曲第5番 ハ短調 作品67《運命》~第1楽章
2.モーツァルト:交響曲第40番 ト短調 K.550 ~第1楽章
3.チャイコフスキー:交響曲第4番 ヘ短調 作品36 ~第3楽章
4.メンデルスゾーン:交響曲第4番 イ長調 作品90《イタリア》~第4楽章
5.モーツァルト:セレナード第13番 ト長調 K.525《 アイネ・クライネ・ナハトムジーク》~第1楽章
6.ドヴォルザーク:交響曲第9番 ホ短調 作品95《新世界より》~第2楽章
7.ベートーヴェン:交響曲第8番 ヘ長調 作品93 ~第2楽章
8.チャイコフスキー:交響曲第6番 ロ短調 作品74《悲愴》~第3楽章
9.リスト:交響詩《前奏曲》
【演奏】
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(1-8)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(9)
アンドレ・クリュイタンス(指揮)
【録音】
1958年12月9,10,12&13日 Musikverein, Vienna
1960年11月25日 Grünewald Kirche, Berlin
Producers: Victor Olof (1-8), Fritz Ganss (9)
Balance Engineers: Harold Davidson (1-8), Horst Lindtner (9)

 

ブラームス:ヴァイオリン協奏曲、ラロ:スペイン交響曲 他/レオニード・コーガン、キリル・コンドラシン、フィルハーモニア管弦楽団 

朋友コンドラシンのサポートが光るコーガンの決定盤!ステレオ録音
綺羅星のごとく並ぶソ連時代の名演奏家の代表格がレオニード・コーガンです。派手な演出を好まず、ひたすらに作品の内実に迫っていくかのような求道的なスタイルは、いまだに多くのファンを引きつけてやみません。ここではコンドラシンの力強い指揮とともに、これ以上ないほど端正な演奏が展開されていきます。
このコーガンのブラームスは最近再発されたモノーラル盤ではなく、ベストな演奏と名高いコンドラシンとの名盤をチョイスし、同時期録音のラロ他も併録し2枚分を1枚に収録しました。コーガンは公のデビュー時にこのブラームスの協奏曲を演奏し、生涯この曲を演奏し続けました。
中でもコンドラシンとのこの1959年のステレオ盤が名盤として知られていますが、なぜか1999年以来国内CDでは再発がありませんでした。今回の発売に際してはマスターテープに遡り、音質面でもコーガンの類稀な特質に迫ります。

※ オリジナル・ジャケット・デザイン使用(ブックレット中にも採用)
※ 2013年最新リマスター(英EMIでオリジナル・アナログ・マスターより最新デジタル化し、日本で2013年にリマスタリング)
※ 解説:松沢憲氏


【収録曲】
1.ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品77
2.ラロ:スペイン交響曲 作品21
3.チャイコフスキー:憂鬱なセレナード 作品26
【演奏】
レオニード・コーガン(ヴァイオリン)
フィルハーモニア管弦楽団
キリル・コンドラシン(指揮)
パリ音楽院管弦楽団(2)
アンドレ・ヴァンデルノート(指揮)(2)
【録音】
1959年2月22-27日 No.1 Studio, Abbey Road, London
Producers: Walter Legge, Walter Jellinek
Balance Engineer: Neville Boyling (1,2), Harold Davidson (3)

 

シューベルト:アルぺジョーネ・ソナタ、シューマン:幻想小曲集 他/ダニール・シャフラン 

「チェロの詩人」シャフランが気品高く歌い上げた、唯一のEMIスタジオ録音盤。生誕90年記念
ロシア、サンクト・ペテルブルクに生まれたダニール・シャフランは全盛時「チェロの詩人」と形容された往年の巨匠。同胞のロストロポーヴィチのような、大柄な風格で魅せる演奏とは一線を画した、抒情性に満ちた美しさが持ち味でした。そんな彼にピッタリの作品がここに収録されています。
世界初CD化となるシャフランのEMI唯一のスタジオ録音は正に幻の録音です。2013年に生誕90年を迎える彼の録音は旧東側のライヴが多いため、このような西側でのスタジオ録音は稀少です(他にRCA等にも少量あり)。4歳下のロストロポーヴィチの活躍があまりに目立つためかシャフランの影が薄くなりがちですが、小品における細部の完成度は卓越していたとも言われています。
ここに収められた、シューマンとシュパンは全曲としては唯一、シューベルトは3回あるうちの3回目の録音。尚、ちょうど誕生日当日から始められたこのセッション時は55歳というまさに最円熟期の録音でした。

※ EMIのオリジナル・マスターより世界初CD化
※ オリジナル・ジャケット・デザイン使用
※ 2013年最新リマスター(英EMIでオリジナル・アナログ・マスターより最新デジタル化し、日本で2013年にリマスタリング)
※ 解説:近藤憲一氏


【収録曲】
1.シューマン:幻想小曲集 作品73(グリュツマッヒャー編)
2.ショパン:序奏と華麗なるポロネーズ ハ長調 作品3
3.シューベルト:アルペジョーネ・ソナタ イ短調 D821
【演奏】
ダニール・シャフラン(チェロ)
フェリックス・ゴットリープ(ピアノ)
【録音】
1978年1月13,14&16,17日 Abbey Road Studios, London
Producer: Beatrix Musker
Balance Engineer: Stuart Eltham

 

ラヴェル:ピアノ三重奏曲、ショスタコーヴィチ:ピアノ三重奏曲第2番/アンドレ・プレヴィン 

<謹告>
製品の帯の曲名表示に「他」と記入されていますが、表示上の2曲のみの収録
となりますのでご了承ください。

当時の気鋭3人が組んだラヴェル&ショスタコーヴィチの名演奏
これまで日本国内で未発売だった音源。指揮者、ピアニスト、作曲家という多彩な面を持つプレヴィンの、室内楽奏者としての卓抜した能力が印象的なアルバムです。ラヴェルは1996年の再録音もありますが、ショスタコーヴィチはこれが唯一。海外でもCD化されておらず、これが待望の世界初CD化となります。
録音時プレヴィンは若干44歳。後にPHILIPSに入れたいくつかの室内楽や同じ時期にEMIに入れたブラームスのピアノ五重奏曲(&エールSQ)も存在しますが、そもそも室内楽録音は少ないため音源としては稀少です。およそクラシックらしくないジャケと合わせてユニークな存在と言えるでしょう。
後にボザール・トリオのメンバーとしても活躍するヴァイオリンのヤン・ウク・キム、チェリストのカーシュバウムと合わせ、この若手トリオによる演奏は瑞々しくも緊密なアンサブルを披露しています。 

※ EMIのオリジナル・マスターより世界初CD化
※ 日本初発売
※ オリジナル・ジャケット・デザイン使用
※ 2013年最新リマスター(英EMIでオリジナル・アナログ・マスターより最新デジタル化し、日本で2013年にリマスタリング)
※ 解説:藤井宏氏


【収録曲】
1.ラヴェル:ピアノ三重奏曲 イ短調
2.ショスタコーヴィチ:ピアノ三重奏曲第2番 ホ短調 作品67
【演奏】
アンドレ・プレヴィン(ピアノ)
ヤン・ウク・キム(ヴァイオリン)
ラルフ・カーシュバウム(チェロ)
【録音】
1973年8月13&14日 Abbey Road Studios, London
Producer: Christopher Bishop
Balance Engineer: Stuart Eltham

 

ドビュッシー&エネスコ:ヴァイオリン・ソナタ集 他/クリスチャン・フェラス、ピエール・バルビゼ 

「伝説のデュオ」が最も充実していた60年代の演奏。初出オリジナル・カップリングを再現
若くしてカラヤンに見出され、ソリストとして多大な成功を収めながら49歳で自殺という悲劇的な最期を迎えたフェラス。室内楽奏者としても大きな足跡を残しており、同じ年のロン= ティボー国際コンクールで共に入賞を果たしたバルビゼとのコンビは、今や「伝説のデュオ」といわれるほど。このアルバムは日本では未発売だったもので、その意味でも貴重です。
今回発売するこのアルバムは、どれもフェラスの力が最大限発揮された曲ばかり。DGに再録音を残したものの、この全盛期とも言える1962年の音色は別格です。それぞれCD時代ではバラバラで再発されてきましたが、オジナルのジャケットと合わせて、今回初めて初出時のオリジナル・カップリングでCD化されます。特に作曲者直伝のエネスコは別次元です。

※ 日本初発売
※ ステレオ録音
※ オリジナル・ジャケット・デザイン使用
※ 2013年最新リマスター(英EMIでオリジナル・アナログ・マスターより最新デジタル化し、日本で2013年にリマスタリング)
※ 解説:藤井宏氏


【収録曲】
1.エネスコ:ヴァイオリン・ソナタ第3番 イ短調 作品25
2.ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ ト短調
3.ラヴェル:ツィガーヌ
【演奏】
クリスチャン・フェラス(ヴァイオリン)
ピエール・バルビゼ(ピアノ)
【録音】
1962年5月30日、6月5-7日

 

バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ全曲/ヨゼフ・スーク 

端正な造形から生み出される格調高い《無伴奏》。全曲では久々の再発売
2011年に逝去したチェコの巨匠、スーク全盛期の名演。すべてのヴァイオリニストにとって「聖書」にも例えられるこの《無伴奏》にスークは真正面から対峙し、静かに燃える情熱を端正なフォルムに込めた演奏を聴かせます。6曲が全て同等の高いクォリティを誇っている点も驚異的です。
この盤は全曲盤としてリリースが途絶えていましたが、定盤として今後も残すべく再発を行いました。録音当時41歳とは思えないほどの円熟した「無伴奏」です。今後もこの曲のスタンダードな1枚として永遠に輝き続けるでしょう。

※ オリジナル・ジャケット・デザイン使用
※ 英EMIのマスターをCDマスターに使用
※ 解説:松沢憲氏


【演奏】
ヨゼフ・スーク(ヴァイオリン)
【録音】
1970年9月18-25日 Abbey Road Studios, London
Producer: David Mottley
Balance Engineer: Neville Boyling
Digitally remastered at Abbey Road Studios by Simon Gibson

 

ベートーヴェン:ピアノソナタ集 (第8番「悲愴」、第14番「月光」、第18番、第24番、第21番「ワルトシュタイン」、第31番、第32番)/アニー・フィッシャー 

名女流アニー・フィッシャーが魂を込めた峻烈なEMIのベートーヴェンを集成
ハンガリー生まれの女流ピアニスト、アニー・フィッシャーがEMIに録音したベートーヴェンのソナタを集成したアルバムです。峻厳で鮮烈、ピアノという楽器の魅力をくっきりと伝えてくれる演奏は、21世紀の現代においても、いまだに新鮮さを失わない息吹に溢れています。
後に全曲をフンガロトン・レーベルに残し、その卓越した技巧とパッションで一躍ベートーヴェンのソナタ演奏の究極のひとつという評価を得ましたが、これらのEMI初期の録音は残念ながら全曲には至りませんでした。とはいえ、ここで聴ける音色は強靭な打鍵を基本としながらもパッションに満ちたアニー・フィッシャーそのもの。
尚、1996年の再発売時に、8,14,24,30番のステレオ・ヴァージョンが初収録され話題を集めましたが、今回発売に際しオリジナルのマスターから音を取ったところ、「8番の2,3楽章」「18番」「32番」に関しては、明らかに前回時より音が左右に拡がり、別の音となっていることが判明しました(21番以外は完全ステレオ。21番のみ残念ながらステレオ・ヴァージョンは発見されませんでした)。
音質向上の効果は著しいです。40歳台時の、驚異的な彼女のベートーヴェンを追体験してください。

※ モノーラル録音(5)
※ オリジナル・ジャケット・デザイン使用(ブックレット中にも複数採用)
※ 2013年最新リマスター(英EMIでオリジナル・アナログ・マスターより最新デジタル化し、日本で2013年にリマスタリング)
※ 解説:近藤憲一氏


【収録曲】
ベートーヴェン:
<DISC1>
1.ピアノ・ソナタ 第8番 ハ短調 作品13《悲愴》
2.ピアノ・ソナタ 第14番 嬰ハ短調 作品27-2《月光》
3.ピアノ・ソナタ 第18番 変ホ長調 作品31-3
4.ピアノ・ソナタ 第24番 嬰ヘ長調 作品78
<DISC2>
5.ピアノ・ソナタ 第21番 ハ長調 作品53《ワルトシュタイン》
6.ピアノ・ソナタ 第30番 ホ長調 作品109
7.ピアノ・ソナタ 第32番 ハ短調 作品111
【演奏】
アニー・フィッシャー(ピアノ)
【録音】
1957年6月3,4,12&13日(5) モノーラル録音、1958年10月12-14日(1)、1958年11月18-20日&1959年2月5日(2)、
1958年10月14日(4)、1958年11月20&21日(6)、1961年6月13-15日(7)、1961年6月14&17日(3) No.3 Studio, Abbey Road, London
Producers: Walter Jellinek (1-6) / Walter Legge (7)
Balance Engineers: Harold Davidson (1,4) / Edward Huntley & Francis Dillnutt (2) / Edward Huntley (3,6&7) / Neville Boyling (5) 

 

シューマン:ピアノ作品集 (子供の情景、クライスレリアーナ、幻想曲、謝肉祭)/アニー・フィッシャー

透明なロマンが立ち上るアニー・フィッシャーのシューマン。稀少スタジオ録音
ベートーヴェン、シューベルトと並んでアニー・フィッシャーが大切にしていたレパートリーが、シューマンの作品です。ここでは彼女のシューマンに対する真摯な姿勢が聴き取れます。華々しい経歴に比して意外なほどスタジオ録音の少ないピアニストですが、この演奏は全盛時にEMIに残された貴重なシューマンです。
とりわけステレオで収録された「子供の情景」と「クライスレリアーナ」は絶品。細やかな心遣いが随所に散見されるかと思えば、情熱的な一撃も垣間見れる、録音当時50歳の記録です。また、DISC2の2曲も録音年代的な観点で見れば、同時にステレオ・ヴァージョンが残っていても良い時期ではありますが、今回発見することはできませんでした。
とはいえここで聴くことができる2曲もまさに至高の逸品です。これだけの演奏が当時日本で発売されていなかったというのは、本当に驚くばかりの出来です。

※ モノーラル録音(3,4)
※ オリジナル・ジャケット・デザイン使用(ブックレット中にも採用)
※ 2013年最新リマスター(英EMIでオリジナル・アナログ・マスターより最新デジタル化し、日本で2013年にリマスタリング)
※ 解説:藤井宏氏


【収録曲】
シューマン:
1.子供の情景 作品15
2.クライスレリアーナ 作品16
3.幻想曲 ハ長調 作品17
4.謝肉祭 作品9
【演奏】
アニー・フィッシャー(ピアノ)
【録音】
1958年10月12日、1959年2月5日(3) モノーラル録音、1959年2月7&8日(4) モノーラル録音 No. 3 Studio, Abbey Road, London
1964年12月14-17日(1,2) Vienna
Producers: Peter Andry (1,2) / Walter Jellinek (3,4)
Balance Engineers: Unknown (1,2) / Francis Dillnutt (3,4)

 

伊福部昭:日本狂詩曲 、交響譚詩、古代日本旋法による蹈歌、舞踊曲「サロメ」/山田一雄、東京交響楽団、新星日本交響楽団

ヤマカズ指揮による伊福部作品の原点と、改訂版「サロメ」初演時の貴重盤が再発!
巨匠・山田一雄指揮による伊福部昭作品の幻の名盤の数々がここに蘇ります。1961年に”日本現代作曲家シリーズ”の1つとして録音された「日本狂詩曲」「交響譚詩」に加えて、1948年版に伊福部昭自らが加筆した改訂「サロメ」初演コンサートライヴを収録。
この盤の「日本狂詩曲」「交響譚詩」の2曲は、山田一雄が世界で最初に録音(先に交響譚詩のみ1943年のSP録音あり)したものであり、まさにこれらの曲のバイブル的存在の録音を今回のためにオジリナル・アナログマスターに遡ってCD化を行いました。
そして1987年の新星日響の第100回目の定期演奏会で披露されたのが、ここに収められているオスカー・ワイルド原作の「サロメ」1987年版です。元々バレエ団のために1948年に初演された2管編成、二幕の作品を一度ピアノ譜に直してから、改めて3管編成で書かれました。
伊福部作品としては最大規模のこの作品の初演盤は1987年に発売されて以来廃盤でしたが、2014年に迎える生誕100周年を前にこの幻の盤をリリースいたします。尚、「サロメ」もリマスターを施しました。

※ オリジナル・ジャケット・デザイン使用(ブックレット中にも複数採用)
※ 2013年最新リマスター(オリジナル・マスターを最新デジタル化し、2013年最新デジタル・リマスタリング)
※ 解説:三浦淳史氏、小村公次氏他、解説書全14P


【収録曲】
伊福部 昭:
<DISC1>
1.日本狂詩曲
2.交響譚詩
3.古代日本旋法に依る蹈歌(ギター独奏)
<DISC2>
4.舞踏曲「サロメ」(1948/87)
【演奏】
阿部保夫(ギター・ソロ)(3)
東京交響楽団(1,2)、新星日本交響楽団(4)
山田一雄(指揮)
【録音】
1961年(1,2)、1968年(3)、1987年5月15日 東京文化会館(4)