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【First Hand】チェルカスキー~1971年コンサート・ライヴ

掲載: 2013年07月01日 12:57

更新: 2013年07月01日 13:00

チェルカスキー

チェルカスキー最盛期の名演がクリアな音で残っていた!
ピアノ芸術の極み。ここまで興奮させられるピアノ演奏は滅多にありません。

超絶技巧を武器に19世紀風の名人芸を聴かせ、根強いファンを持つシューラ・チェルカスキー。彼の魅力はテクニックだけでなく、独特のねっとりと濃厚な美音と歌い回しにもあります。チェルカスキーの録音は多く存在しますが、古いものは音色の魔味が捉えきれておらず、新しいものはテクニックの衰えがみられ、意外と真価を発揮しているものがありません。
その不満を一掃できる音源が出現しました。
1971年6月2日のコンサート・ライヴ。
ブリティッシュ・ライブラリー所蔵のチェルカスキー個人コレクションから最近発見されましたが、どこにもコンサートのホール名が記されていないという不可思議なものでした。関係者たちが各種資料にあたったそうですが、わずか40年前であるにもかかわらず特定できなかったというミステリアスなライヴです。
しかし内容は当時62歳のチェルカスキー絶頂期の演奏なうえ、録音もクリアの極み。演目も魅力的で、とくにモーツァルトの「ピアノソナタ第8番イ短調K310」はチェルカスキー唯一の録音。元来あまりモーツァルトを弾かなかったこともあり、貴重な資料にもなっています。また、チェルカスキーと仲良しだったアメリカの女性作曲家マナ=ズッカの「ブルレスク」も初めて。ピアニスティックな面白さに満ち、彼の名人芸を満喫するのにピッタリ。
とは言え、メインはリストのピアノソナタ。
技術的な切れ味も圧倒的ながら、長く続く難物を、ここまでに聴かせてしまう語り口に脱帽。またド派手なパブストのエフゲニー・オネーギンのパラフレーズも興奮の極み。
ここまで興奮させられるピアノ演奏はまさに稀。ピアノを愛するすべての方々必聴の至宝の出現です。

【曲目】
(1)モーツァルト: ピアノソナタ第8番イ短調K310
(2)リスト: ピアノソナタ ロ短調
(3)グリーグ: ピアノソナタ ホ短調Op.7
(4)マナ=ズッカ: ブルレスクOp.261
(5)パブスト: チャイコフスキーの「エフゲニー・オネーギン」による演奏会用パラフレーズOp.81
(6)スクリャービン: 練習曲嬰ハ短調Op.1の2
(7)ストラヴィンスキー: 「ペトルーシュカからの三章」~ロシア舞曲
【演奏】
シューラ・チェルカスキー(Pf)
【録音】
1971年6月2日(ライヴ)

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