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巨匠アーマッド・ジャマル、82歳の名演!新作『サタデイ・モーニング』

 

 82歳を迎えた大巨匠アーマッド・ジャマルのニュー・アルバム『Saturday Morning: La Buissonne Studio Sessions』。
 前作『Blue Moon』は、全世界的に好調なセールスを記録し、グラミー賞にもノミネート。受賞は惜しくも逃しましたが、本作はその受賞を現実に出来るのでは?と期待したくなるような内容です。

 衰え知らぬというのは相変わらず、それどころか打鍵は、近年パワーが増しているのではと思わせるほど。年齢を重ねて深みを増す表現世界には驚くばかりでもあり、演奏力はもちろんのこと、オリジナリティという意味でも、本作は21世紀の名演奏と言って全く過言無しでしょう。

 オープニングから絶好調!エネルギーに満ち溢れ、抜群の瞬発力を見せるパーカッシヴなピアノを中心としたキャッチーなリフと、グルーヴしまくりのリズムセクションと強靭にスウィングするソロが交錯。カッコ良すぎです。
 もちろん神々しいピアノも深みを増して、世界観もたっぷり。ヤンチャとも言えるオープニングの雰囲気をガラリと一変させる2曲目のピアノの美しさには、後光が差差しているような雰囲気さえ感じさせ、大地の鼓動をも思わせる4曲目には、連綿たるスピリチュアリティが…。
 一方、偉大なるエリントンの9曲目では“テイク・ジ・A・トレイン”のリフなども随所で織り交ぜつつ、エリントン・ソングの懐の深さを美しく表現。またナット・キング・コール他、数々のヴォーカリストに愛された6曲目では、力強いコード・トーンと、エレガントなメロディで、壮大に描き上げています。

 メンバーは、前作から変わらず、レジナルド・ヴィールとハーリン・ライリーに加えて、今回もパーカッションのマノロ・バドレーナが参加した4人編成。 それぞれがそれぞれに個性をもった楽曲、アレンジ、演奏。ジャズの可能性を改めて感じさせてくれる名作の誕生です。

【パーソネル】
Ahmad Jamal(p)、Reginald Veal(b)、Herlin Riley(ds)、Manolo Badorena(perc)

【収録曲】
1. Back to the Future
2. I'll Always be with you
3. Saturday Morning
4. Edith's Cake
5. The Line
6. I'm in the Mood for Love
7. Firefly
8. Silver
9. I got it bad and that ain't Good
10. One
11. Saturday Morning(Reprise)radio edit

2013 年2月フランス録音

カテゴリ : 予約 | タグ : ジャズ・ピアノ

掲載: 2013年07月28日 17:48

更新: 2013年07月28日 17:48