話題騒然 26歳の新鋭バッティストーニ&東京フィル第2弾! マーラー:交響曲第1番《巨人》
イタリアの若き天才指揮者、アンドレア・バッティストーニが今年1月、再び東京フィル定期に代振りで登場するというとニュースは、昨年5月のレスピーギ:ローマ三部作で度肝を抜かれたファンを狂喜させました。これは、その最終日のライヴ録音です。
弱冠26歳のこの天才を形容するのに、早くもトスカニーニ、アバド、ムーティ、といったイタリア人指揮者の先達が引き合いに出されていますが、その偉才は格別で、将来、フルトヴェングラー、カラヤン、クライバーといった時代を画した存在となる可能性すら秘めています。
現在20代後半のバッティストーニは、マーラーが作曲に取り組んだ年齢とほぼ並行してこの作品に初めて取り組んだわけですが、まさに自らが作曲したかのような新鮮さと熱い共感に満ちた演奏を成し遂げました。SACDハイブリッド盤で録音も鮮明です。
【収録曲目】マーラー:交響曲第1番ニ長調《巨人》
【演奏】アンドレア・バッティトーニ指揮、東京フィルハーモニー交響楽団
【ライヴ録音】2014年1月31日、サントリーホール
SACDハイブリッド:5.0chSACD/2.0chSACD/2.0chCD
アンドレア・バッティストーニ
1987年ヴェローナ生まれ。国際的に頭角を現している若き才能の一人。2011年1月、3年契約でパルマ王立歌劇場の首席客演指揮者に任命された。これまで『ラ・ボエーム』『ランスへの旅』『秘密の結婚』『アッティラ』『椿姫』等のオペラを指揮。近年ではパルマ王立歌劇場の2011年シーズン・オープニング公演、イ・ポメリッジ・ムジカーリ管およびマルキジアーナ・フィルへの再出演等がある。最近の成功には、カリアリ・リリコ歌劇場でのシンフォニー公演、パルマ、アレーナ・ディ・ヴェローナ、ヴェニスでの『セビリアの理髪師』、フィレンツェ五月音楽祭管シンフォニー公演デビュー、マチェラータでの『リゴレット』、ヴェローナ・フィルとの『リゴレット』とシンフォニー公演、パルマ・ヴェルディ音楽祭での『ファルスタッフ』、東京で東京フィルと共演した二期会『ナブッコ』等がある。
注目すべき公演として、歴史的プロダクション『フィガロの結婚』でのスカラ座デビュー、パルマ王立歌劇場の『スティッフェリオ』、ベルリン・ドイツ・オペラでのコンサート形式『イル・トロヴァトーレ』、ナポリでの『ラ・ボエーム』、ローマ・サンタ・チェチーリア管デビュー、ジェノヴァでの『マクベス』、ヴァレンシアでの『ラ・ボエーム』等が挙げられる。2013年5月東京フィル定期公演でのレスピーギ「ローマ三部作」も絶賛を博した。
この6月よりジェノヴァ・カルロ・フェリーチェ歌劇場の首席客演指揮者に5年契約で就任。
カテゴリ : ニューリリース | タグ : 高音質(クラシック) SACDハイブリッド(クラシック)
掲載: 2014年03月27日 16:30