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NONA REEVES、ニュー・アルバム『FOREVER FOREVER』発売/メンバーへの一問一答掲載中

斉藤和義

常軌を逸した、ポップネス。ヴィンテージの手触りと、今、世界とシンクロする新しいビートを搭載したノーナ・リーヴス、怒濤の名曲満載のニュー・アルバム。「ポップ・ミュージックのスポークスマン」としてテレビ、ラジオ、執筆と大活躍、楽曲提供やプロデュースでも様々なアーティストとコラボレーションを続けるヴォーカル西寺郷太をはじめ、ギター奥田健介、ドラム小松シゲルのふたりもプロデューサー、アレンジャー、セッション・ミュージシャンとして音楽シーンになくてはならない存在となっている。そんな「日本のポップ・マスター」3人が、バンド史上最高レベルの瑞々しい化学融合に到達。『FOREVER FOREVER』。今、ここに永遠の傑作が誕生。

 

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twitterで募集したNONA REEVESへの質問とメンバーからの回答を大公開!

■NONA REEVESについて
──NONAメンバーの一番思い入れのある曲を教えてください!

西寺:“パーティは何処に?”かなぁ。あの有機的なイントロがライヴで始まると「ノーナ!!!!」って感じが毎回するので。 
奥田:“Mr.Melodymaker”のミックス完成した時は、えらいもん出来たと思いました。
小松:“自由の小鳥”

──担当楽器以外で、「これはアイツにはかなわないなぁ」というものって、ありますか?

西寺:(小松に対して)いっぱいあるけど、小松が観て面白かったテレビの内容を話すのを聞くと「まるで自分が本当に観たか」のような錯覚を起こす。興奮やびっくりしたことを人に伝えるのがうまい。 
   (奥田に対して)いっぱいあるけど、自転車こぐのがめっちゃ早いところ。
奥田:(郷太に対して)バンドやりながらアイドルもやってるところ。 
   (小松に対して)セッションドラマーやりながらドラム教室に通ってるところ。 
小松:三人とも得意不得意がほとんど被って居ないので、二人には敵わない事だらけです。中でも喋る量はゴウタ9俺1位ですし、サウナに入っていられる時間奥田10分俺2、3分って感じです。

──レコーディングでもライヴでもいいのですが、使っている楽器や機材でお気に入りのものがあれば教えてください。

小松:YAMAHAドラムにはいつもお世話になっています。なかでも一昨年に作ったバーチカスタムはかなり気に入って居ますが生産中止になってしまったようで残念です。新しいラインナップの物も一つ作ろうか検討中です。

──将来ミュージシャンになろうと思ったきっかけを教えてください!あと、これから音楽で生きていくんだ、と実感した瞬間はありましたか?

小松:本気でなろうと決めたのは大学三年生の秋、早稲田祭2日目の夜です。家の電話が止められて居たので近くの公衆電話で実家に電話して、一方的に話して電話を切った記憶があります。その頃沢山バンドをやって居たのですが、どれもうまく行かない時期もあったりしましたが、ノーナになってからは何故かプロになれるなって感じました。

──もしミュージシャンになっていなかったら、どんな職業についていたと思いますか などという質問をしましたが、ノーナでいてくれて良かったと思っています。

西寺:もう想像すら出来ないですね…。小説家に最近なった(扶桑社より「噂のメロディ・メイカー」6月25日発売)のも運命の流れに身をゆだねてただけですし。親がふたりとも教師なんで、予備校の先生になったら人気出てたかもとは思いますね。林先生みたいな。世界史とか、現代文とか教えるの上手いかもって。ま、でも今がいいです(笑)。
奥田:子供の頃、4コマ漫画家は楽そうでいいな、と足りないアタマで考えていました。僕もノーナでよかったと思います。 
小松:自分が今の職業以外に出来るものが果たしてあるのだろうか?って考えるのはとても恐ろしいです。社会人の人尊敬してます。

──郷太さんのソフトで透明な歌声を保つ為にしてる事はなんですか?あと、 こだわりののど飴や喉を守る為のドリンクとかありますか?

西寺:特にしてないですが、困った時は「響声破笛丸」を飲みます。

──誰が一番良いお尻してますか。

西寺:俺ですね。

──ダフト・パンク等、狙って生音主体のアルバムを出すアーティストが増えて来ましたが、今後ノーナはどのような方向に進化していくと思いますか?

奥田:今まで通りやっていくと思います。

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■アルバム『FOREVER FOREVER』について
──新作のタイトル『FOREVER FOREVER』がずっと気になってます。このタイトルにした意味とは何ですか?

西寺:今回、はじめてメンバー3人でスタジオでやいのやいの言って決めた。いつもはタイトルとか、おおまかなコンセプトについては俺がひとりで考えて皆に伝えることが多かった。冨田YT謙さん含め、ともかく今回はバンドっぽい全員の力を結集した感じがタイトル決めのプロセスにも現れている。

──アルバム制作中、今回のアルバムを象徴するような出来事はありますか?ツボやわ~みたいな面白かったことはありますか?小松さん、いちばんたくさん食べたものは何ですか?

小松:ダビングの作業をする時に良く行くラーメン屋さんがあるのですが、そこがポイントカードを始めて、一年間で50杯食べると永遠に大盛り、もしくはトッピング無料のゴールドカードが貰えると言うシステムで、ダビング中はほぼそこのグループのラーメン屋に大してラーメンが食べたくなくても行っていました。それでも僕はあまりダビング時に参加出来なかったので七杯位で止まってしまっていて、このままではゴールドカードが貰えなくなってしまうので(!)次のアルバムの制作スケジュールを最短で組んで貰えるよう進言しています(笑)。

──前作『POP STATION』を作ったときと、今回の『FOREVER FOREVER』を作っていくときとで何か心境の変化みたいなものはありましたか?

小松:心境の変化かどうか分かりませんが、個人的には曲を作らなきゃなーって、思いながらも何もしなかった前作と、何とか作ってみた今作って感じでしょうか。

──ノーナで新しい音楽を作る時に、敢えて変えずにずーっと貫いていることはありますか?逆に、今回のFFでの新しい試みは?

奥田:深爪、でしょうか。爪が伸びてると途端にミストーンが増えますから。新しい試みは、エキサイターを掛け録りしたカッティング(“ガガーリン”にて)。

──“ガガーリン”というタイトルに衝撃を受けましたが、どんな所からインスパイアされたものなのか教えて下さい!

西寺:最初、なにげなくデモを作った時、昔のエキゾチックなディスコ、東欧とかロシア民謡が混じった超チープなムードが気に入って。とりあえず保存するときにタイトルつけなくちゃ駄目なんで超適当に、「ロシアっぽいし、ガガーリンでええわ、あはは」ってデータに記録したんです。それがそのまま残りました(笑)。

──“夢の恋人”を聴いた時、「あの頃のノーナが帰ってキターー」と嬉しくなりましたが、三人がこの曲出来た時、どんな感想(印象)を持ちましたか?またオッケンさんが今回どんな仮歌詞つけてたか気になります。

西寺:自分には作れない奥田らしい「音楽的」な曲だと思います。凄いな、と。逆サイドからこれだけの曲が書けるメンバーがいて嬉しい反面、最初にこのクラスの曲を奥田がいっぱい持ってきたので焦りました(笑)。仮歌詞どんなだったか、忘れましたが確実に前作「ミスター・メロディ・メイカー」の時の「ハッピー・バースデイ・トゥ・ユー」ほどのインパクトはなかったです(笑)。レコーディングでは自分は歌手として、昨年末に亡くなった大滝詠一さんのことを想って歌いました。

──今回の新作からCMに使うとしたら、どの曲が何のCMになるといいと思いますか?

奥田:“土曜の夜はHAPPY SOUND”がハッピーターンの。

──収録曲“Lucky Guy”から自分を「ラッキーなヤツだなー」と思う時ってありますか?あれば、それはどんな時ですか?

奥田:虫歯がないことです。これには助けられています。

──収録曲“夢の恋人”より、現時点で皆さんにとって夢とはなんでしょうか??伺いたいです!

奥田:現時点だと、紅白です。

──今回郷太さんは作詞に苦労されてたようですが、乗り越えるきっかけとなったことなどありますか?

西寺:やっぱりソロ・アルバム出したばっかり(というかレコーディング中も途中まではリリースされてなかった)だったので、テンションとか世界観をノーナに戻すのに苦労しました。やはり、ノーナは3人の「世界」があるので。でも、後半のセッション、4月からはアルバムの進む道がパズルのようにどんどんハマって、気がつけば泣けるくらいぐっとくる詞の勢いがほとばしりました。狙ってなくて自然に任せたのが良かったです。

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■ライヴ、そして私生活について
──ライヴに伺うと歌や演奏の上手さはもちろん、何かとても雰囲気がいいなと感じるのですが、ステージに上がる際心掛けてらっしゃることとかありますか?

西寺:全員で軽く円陣を組んで、「SMAP東京公演!!!」って僕が木村拓哉さんの真似で叫んで「おー!」って皆がやるのを(90年代の「めちゃイケ」より)デビュー以来、多分一度も休まずやってます。皆は常に失笑してますが(笑)。

──ライヴのセットリストはどのように決めるのでしょうか?3人で意見が分かれたり、3人以外の意見を取り入れたりという場合もあるのでしょうか?

小松:メンバーが原案を作ったりもしますが、何度もやっていると癖が出がちになるので最近は原案自体をスタッフに出してもらって後でいじったり色々新鮮さを保とうとしています。

──ライヴ中のハプニングでこれは最強だったなという出来事は今までにありますか?

西寺:やっぱり YOU THE ROCK★さんと何度か一緒にやった時ですね。毎回ハプニングでした(想い出に残ると言う意味で)。

──お風呂好きの奥田さんに質問です。お気に入りの入浴剤やお風呂グッズがあったらおしえてください♪

奥田:バスロマンかな。ロマン派なので。

──小松さんに質問です。いよいよワールドカップがはじまりますが、今回注目している選手はいますか? 

小松:各選手もそうなのですが、やはり今回はセレソン(ブラジル代表)です!サッカー王国のブラジルでの開催で、セレソンが優勝したら、もしくは出来なかったら?ブラジル国内一体どんなことになってしまうんだろう!?って凄いワクワクしています。

──落ち込んだ時や上手くいかないなぁと煮詰まった時の「元気の素アイテム」ってありますか?

小松:食事と散歩です。多少の辛さは満腹感で以外と解消出来るし適度な運動は頭の切り替えに最適です。

──西寺さんは味噌煮込みうどんがお好き、というのは知っているのですが、奥田さん小松さんは名古屋でお好きなものはありますか?あと名古屋にライヴやってください!休日に!休日に!!

奥田:千寿の天むすに付いてる、ふきのとう。あと味仙の腸詰。その二つのためにも、名古屋必ず行きます。 
小松:ひつまぶし、台湾ラーメン、あと一度食べてみたいのは萬珍軒の玉子とじラーメン!小さい頃母親が外出して夕飯を親父が作らなければいけない時に、インスタントラーメンしか作れない親父は必ず柔らかめの麺に大量の玉子が入っている物を作ってくれました。美味しかった思い出があるのですが、最近萬珍軒の事をテレビで知り、20年位名古屋に住んでいた親父が実はこの玉子とじラーメン擬きを作ろうとしていたんじゃないのか?と言う疑問が湧き、確かめてみたい!と思って居ます。

──FOREVER行き続けたいと思うような名店、お勧めのお店を教えて下さい^ ^

小松:広島の中ちゃんは最初に連れて行ってもらって以来広島に行く際は必ず行って居ましたが、中ちゃんが亡くなってからはそういう気持ちのお店はまだ見つかってないです。

──スイーツは好きですか?お気に入りのスイーツはありますか?

西寺:アイスですね。ジャイアント・コーンの青いのが好きです。

──最後の食事として食べたい食べ物はなんですか?

西寺:あたか飯店の中華丼。
奥田:キッチン南海のカツカレー。
小松:カツ丼と蕎麦、これで悔い無しとか満腹状態であっさり思いそう。

──デビュー時に比べて、俺って大人になったなぁとしみじみ思う事を教えてください。

奥田:朝に強くなりました。しみじみってほどではないですが。

──徳川埋蔵金は、あると思いますか?

西寺:あると思います。

タグ : J-インディーズ

掲載: 2014年05月02日 11:11