若き日のノイマン、熱血演奏が鮮やかに蘇った~ヴァーツラフ・ノイマン アーリー・レコーディングス
掲載: 2014年06月10日 11:30

チェコの生んだ大指揮者ヴァーツラフ・ノイマン(1920-1995)の初期貴重録音集。ほとんどが初CD化で、彼30代前半の若き演奏から、アンチェルの後任として1968年にチェコ・フィルの首席指揮者となるまでの芸術を堪能できます。
最も古いものは、1953年に映画交響楽団を指揮したチャイコフスキーの「四季」全曲。複数録音のあるガウク編曲ではなく、チェコの作曲家ヴァーツラフ・トロヤンのオーケストレーションによるのも興味津々で、チャイコフスキー・ファン必聴と申せましょう。
得意のドヴォルザークは初期の交響曲をはじめ、比較的珍しい作品なのも歓迎。さらにヴェラ・ソウクポヴァーを独唱者としたマーラーも収録されているのが嬉しい限り。ノイマン&チェコ・フィルのマーラーを満喫できます。
弦の国チェコのオーケストラだけあり、どの曲も豊かな響きに魅了されますが、ことにグリーグの味わいは格別。同曲屈指の名演と申せましょう。
オリジナル・マスターからの復刻ゆえ、音質が格段に向上しているのも注目。エレキ・ギターの独奏を含むボシュコヴェツ「シレンティウム・トゥルバトゥム」のキテレツな音響に驚かされますが、若きノイマンの熱血指揮ぶりが物凄いエネルギーで伝わってきます。ヴァーツラフ・ノイマン アーリー・レコーディングス
CD1
ドヴォルザーク:交響曲第1番ハ短調B9「ズロニツェの鐘」 プラハ交響楽団(1957年2月13-15日/ドヴォルザーク・ホール)
同:交響曲第4番ニ短調Op.13 プラハ交響楽団(1959年11月4-6日/ドヴォルザーク・ホール)
CD2
ドヴォルザーク:交響曲第2番変ロ長調Op.4 プラハ交響楽団(1958年4月9-12日/ドヴォルザーク・ホール)
同:チェロと管弦楽のためのロンドト短調Op.94 ヨセフ・フッフロ(Vc)プラハ交響楽団(1958年4月17日/ドヴォルザーク・ホール)
グリーグ:叙情組曲Op.54(全4曲)プラハ交響楽団(1961年3月20-21日、30-31日/ドヴォルザーク・ホール)
CD3
チャイコフスキー(ヴァーツラフ・トロヤン編):四季Op.37b 映画交響楽団(1953年10月26-27日/ドモヴィナ・スタジオ)
グリーグ:「ペール・ギュント」第1組曲Op.46 プラハ交響楽団(1961年3月20-21日、30-31日/ドヴォルザーク・ホール)
同:「ペール・ギュント」第2組曲Op.55 プラハ交響楽団(1961年3月20-21日、30-31日/ドヴォルザーク・ホール)
CD4
ルーセル:交響曲第3番ト短調Op.42 ブルノ・フィル(1963年11月4-6日/ブルノ・コミュニティ・ホール)
同:「バッカスとアリアドネ」第2組曲Op.43 ブルノ・フィル(1963年12月13-15日/ブルノ・コミュニティ・ホール)
メシアン:異国の鳥たち イヴォンヌ・ロリオ(Pf)チェコ・フィル(1966年11月18-22日/ドヴォルザーク・ホール)
同:鳥たちの目覚め イヴォンヌ・ロリオ(Pf)チェコ・フィル(1966年11月18-22日/ドヴォルザーク・ホール)
CD5
シューベルト:交響曲第3番ニ長調D200 チェコ・フィル(1966年2月28日-3月2日/ドヴォルザーク・ホール)
同:交響曲第8番ロ短調D75「9未完成」 チェコ・フィル(1966年2月9-11日/ドヴォルザーク・ホール)
ヴラディミール・ソムメル:声楽交響曲 ヴェラ・ソウクポヴァー(A)チェコ・フィル、同合唱団(1964年12月11-14日/ドヴォルザーク・ホール)
CD6
マーラー:亡き子をしのぶ歌 ヴェラ・ソウクポヴァー(A)チェコ・フィル(1962年12月3-5日/ドヴォルザーク・ホール)
同:さすらう若人の歌 ヴェラ・ソウクポヴァー(A)チェコ・フィル(1962年12月3-5日/ドヴォルザーク・ホール)
同:美しいトランペットが鳴り響く所 ヴェラ・ソウクポヴァー(A)チェコ・フィル(1964年12月11-14日/ドヴォルザーク・ホール)
ボシュコヴェツ:シレンティウム・トゥルバトゥム~アルト、エレキ・ギターと大管弦楽のための
ヴェラ・ソウクポヴァー(A)チェコ・フィル(1965年8月31日-9月1日/ドヴォルザーク・ホール)
ドヴォルザーク:夜想曲Op.40 プラハ交響楽団(1968年9月9-12日/ドヴォルザーク・ホール)
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