スティクスのオリジナル・メンバー、デニス・デ・ヤング最新ライヴ
掲載: 2014年10月06日 09:49

本作『…アンド・ザ・ミュージック・オブ・スティクス~ライヴ・イン・ロサンゼルス』は、2014年3月18日、ロサンゼルスのエル・レイ劇場にて収録されたライヴ映像作品である。2004年の『ザ・ミュージック・オブ・スティクス~ライヴ・ウィズ・シンフォニー・オーケストラ』もDVDがリリースされているが、本作はそれに続く映像作品ということになる。エル・レイ劇場は1936年に開業した由緒ある劇場。今作はバンドのみの演奏となるが、小規模ながら風情あるシアターというシチュエーションで収録されていることもあり、映像作品として残すべきパフォーマンスであるのは間違いないだろう。
セットリストは上記のデ・ヤング作によるスティクス・クラシックスだけでなく、「ブルー・カラー・マン」、「クリスタル・ボール」、「怒れ!若者」などショウのペンによる楽曲も演奏されている。これらの楽曲はギタリストがリード・ヴォーカルを担当しており、現在のバンド・メンバーで当時のスティクスのアレンジを忠実に再現しようとしているのが見て取れる。そういう意味でも往年のスティクスの緻密なサウンドを見事に表現しきっており、ショウとジェイムズ・ヤングを中心に活動を続けている現在のスティクスと比べてもまったく引けを取らない仕上がりになっていると言えるだろう。デ・ヤングのヴォーカルも70~80年代以上に表現力を増しており、その健在ぶりを大いにアピールしている。デ・ヤングだからこそできうる表現も随所に見ることができるだけに、スティクス・ファンなら必携の作品なのは言うまでもないだろう。
【参加アーティスト】
デニス・デ・ヤング(ヴォーカル/キーボード)
ジョン・ブラスッチ (キーボード/バッキング・ヴォーカル)
クレイグ・カーター(ベース/バッキング・ヴォーカル)
ジミー・リーヒー(ギター/バッキング・ヴォーカル)
トム・シャープ(ドラムス/パーカッション)
オーガスト・ザドラ(ヴォーカル/ギター)
スザンヌ・デ・ヤング(バッキング・ヴォーカル)