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SACDシングルレイヤー化! ケンペ&SKDの『英雄の生涯』、ザンデルリング&BRの『ロマンティック』

ケンペ&ザンデルリングSACDシングルレイヤー化

独プロフィルの定評ある名盤をホルガー・ジードラーによる2014年の最新リマスタリングでSACDシングルレイヤー化したもの。海外にてプレスしたディスクを直輸入、国内で日本語オビと解説を製作し、美麗紙製デジパック・パッケージに収めた愛蔵版仕様です。初回各500セット完全限定生産品となります。

ドイツの名匠ルドルフ・ケンペが、音楽監督を務めてゆかりの深い名門シュターツカペレ・ドレスデンを指揮して1974年3月15日におこなったコンサートの模様を、当日のプログラムにしたがってSACDシングルレイヤーのディスク1枚に完全収録。
シュトラウスの「英雄の生涯」は、当コンビによる名盤の誉れ高いセッション録音とは異なり、ヴァイオリン両翼型の楽器配置を採用。ブックレットでは、その立体的音響の効果について、音楽評論家金子建志氏が詳細に論じています。
ドビュッシーの「牧神」といった意外なレパートリーが聴けるのも貴重なうえに、そもそもこの顔合わせによるライヴ演奏は、ほとんど残されておらず、ケンペ&シュターツカペレ・ドレスデンを語るうえで外せない演奏内容となっております。
【収録曲目】
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
シューマン:ピアノ協奏曲イ短調op. 54
R. シュトラウス:交響詩「英雄の生涯」op. 40
【演奏】
マルコム・フレージャー(ピアノ)
ペーター・ミリング(独奏ヴァイオリン)
ルドルフ・ケンぺ(指揮) シュターツカペレ・ドレスデン
【録音】
レコーディング:1974年3月15日/ドレスデン、クルトゥーアパラストにおけるライヴ
リマスタリング:2014年/ドルマーゲン、THS Studio
リマスタリング・エンジニア:ホルガー・ジードラー収録:1955年

冒頭、弦のトレモロに乗って静かに浮かび上がる、深く息の長いホルンのソロ。ここから始まる最初の5分を聴けばたちどころに、この演奏がいかにとんでもないかをお分かりいただけるはず。
巨匠クルト・ザンデルリングが1994年にバイエルン放送響に客演した際に「ロマンティック」を演奏したこのライヴは、ファンのあいだでは広く知られていたもの。正規リリースを実現したProfilより、このほど新たなマスタリングを施されSACDシングルレイヤー盤として登場します。
ザンデルリングが指揮したブルックナーの交響曲では、シュトゥットガルト放送響との第7番(1999年ライヴ)における自然体の音楽も思い起こされますが、この第4番は格別の出来栄え。巨匠スタイルの圧倒的なアプローチに応える、バイエルン放送響の底知れぬ実力が際立つ内容で、たとえば第2 楽章アンダンテ。柔らかく繊細に始まり、やがてあたかも木漏れ日が射しこむかのような優しい表情をみせるあたりなど、言葉を失うほどの美しさ。壮大なフィナーレに至ってはこのうえなく感動的でしびれます。録音も見事で、ザンデルリングの至芸が味わえる極め付きの一枚といえます。
【収録曲目】
ブルックナー:交響曲第4番変ホ長調「ロマンティック」(1878-80年版)
【演奏】
クルト・ザンデルリング(指揮) バイエルン放送交響楽団
【録音】
レコーディング:1994年11月4 & 5日/ミュンヘン、ヘルクレスザールにおけるライヴ
リマスタリング:2014年/ドルマーゲン、THS Studio
リマスタリング・エンジニア:ホルガー・ジードラー

カテゴリ : ニューリリース | タグ : SACDシングルレイヤー(クラシック) 高音質(クラシック)

掲載: 2014年12月24日 18:30